今季11年ぶりに日本球界に復帰した楽天・前田健太はここまで5試合に登板して0勝2敗、防御率4.82。5月20日の日本ハム戦ではわずか2回1/3で2失点し、3回を投げ切ることすらできなかった。
「修正しないといけないところがたくさんあります。しっかり考えて、いいパフォーマンスを出せるような状態にできるように、練習から取り組んでいくしかありません」
そう言って2軍再調整を受け入れたのだが、2軍落ちはこれが今季2度目。38歳右腕の復活への道は、依然として険しい状況だ。
やはり力の衰えは顕著なのか。
「メカニクスのズレを解消できていまん。その影響でストレートや変化球のクオリティーが落ち、痛打されています。さらには、かつて一世を風靡した精密コントロールが乱れ、フォアボールから自滅しているのが現在の不調の大きな原因ですね」(パ・リーグ関係者)
完全に裏目に出て先発投手やりくりをやり直し
2年総額4億円プラス出来高という契約で楽天入りしたが、年俸に見合うピッチングとはほど遠く、球団にとっては投資が完全に裏目に出ている。
ロッテと最下位を争う低迷の一因であり、三木肇監督、塩川達也ヘッドコーチ、久保裕也投手コーチはシーズン序盤にして、先発投手のやりくりを根本からやり直さざるをえなくなった。
「使い道としては今のところ、若手にアドバイスする育成担当のメンター的なものと、マエケン画伯の『へたうま絵グッズ』の売り上げ貢献くらいしかありません。本業のプレーでチームの役に立ってほしいものです」(仙台テレビ局スタッフ)
本来、チームを引っ張るべきベテラン投手の不振が、組織の歯車を狂わせているのだった。
(高橋裕介)

