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テニス界の重鎮ビランデルが明かす、全仏OP優勝候補シナーの攻略法は「身体的限界まで追い込むこと」<SMASH>

テニス界の重鎮ビランデルが明かす、全仏OP優勝候補シナーの攻略法は「身体的限界まで追い込むこと」<SMASH>

男子テニス世界ランキング1位に君臨する24歳ヤニック・シナー(イタリア)の勢いが止まらない。昨年11月のパリ(フランス/ハードコート)から先日のローマ(イタリア/クレーコート)まで、四大大会に次ぐグレードのマスターズ1000を6大会連続で制覇し、同カテゴリー全9大会を制す“キャリアゴールデンマスターズ”も達成。間もなく開幕する今季2つ目の四大大会「全仏オープン」(5月24日~6月7日/フランス・パリ/クレー)でも、初優勝と生涯グランドスラム(全四大大会制覇)達成への期待は高まるばかりだ。

 最大のライバルで世界ランキング2位のカルロス・アルカラス(スペイン)が負傷離脱中であることも、シナーにとっては追い風となっている。もはや若き王者を止める手立てはないのか?この問いに一つの対抗策を示したのが、現役時代に四大大会7勝を挙げた男子元1位の巨星マッツ・ビランデル氏(スウェーデン/現61歳)だ。

 全仏オープン開幕を間近に控える中、同氏は欧米メディア『Eurosport』の独占インタビューに応じ、シナーを止める唯一の方法は、対戦相手たちが消耗戦に持ち込み、少しずつ体力を削っていくことだとの見解を示した。

「私が思うに、全仏でシナーの優勝を止められるのは、他の127人の選手たちしかいない。彼らは『たとえヤニックに負けるとしても、身体的限界まで追い込む』という意識で戦う必要がある。1人が5セットマッチまで持ち込み、次の相手も4セットまで粘る――そういった展開を作り上げることこそが、彼の優勝を阻む唯一の可能性だ」

 一見すると至極当然の指摘にも思えるが、ビランデル氏の発言を裏付けるデータも存在する。実はシナーは四大大会でファイナルセット(第5セット)にもつれ込んだ際の成績が芳しくなく、通算では6勝10敗。世界50位以内の選手相手では、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/現4位)に敗れた今年1月の全豪オープン準決勝を含め2勝10敗と大きく負け越しており、最後に勝利したのは24年全豪決勝のダニール・メドベージェフ(ロシア/現7位)戦までさかのぼる。
  さらに、強雨の影響で2日にわたって行なわれた先日のローマ準決勝で、シナーはメドベージェフにフルセットで勝利したものの、試合中に嘔吐する場面が見られ、消耗戦への不安を改めてのぞかせていた。それも踏まえてビランデル氏はこう続ける。

「シナーについて私が唯一気になるのは、厳しい試合を3~4試合続けて戦うことになった場合だ。運悪く相性の悪い相手と暑い日に対戦し、試合が長引いた場合、次の試合に向けてどう回復するのか。そのあたりが鍵になると思う」

 その上でビランデル氏は、ローマ大会準優勝のキャスパー・ルード(ノルウェー/現17位)と同大会4強のメドベージェフをシナーの有力対抗馬に挙げた。ルードについては、「シナーとのローマ決勝は6-4、6-4とそこまで差はなかった」と評価し、長期戦になればシナーを消耗させ得る存在だと指摘。メドベージェフに関しては「遅いコートとスピン量の少ないボールを持つ彼は、ボールが重くなるため全仏のナイトセッションでは厄介な相手になり得る」との考えを口にした。

文●中村光佑

【動画】シナーが“キャリアゴールデンマスターズ”を決めた「イタリア国際」決勝ハイライト

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配信元: THE DIGEST

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