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ジェミニ北望遠鏡がとらえた「水晶玉星雲」と呼ばれる惑星状星雲

ジェミニ北望遠鏡がとらえた「水晶玉星雲」と呼ばれる惑星状星雲

この画像には、惑星状星雲NGC 1514が映っています。「水晶玉星雲(Crystal Ball Nebula)」とも呼ばれるNGC 1514は、おうし座の方向、地球から約1500光年の距離にあります。画像はハワイ島、マウナケア山頂付近にある口径8.1mのジェミニ北望遠鏡のジェミニ多天体分光器(GMOS)で撮影されました。

連星系の一つの星が外層のガスを放出

惑星状星雲は、太陽程度の質量の恒星の晩年の姿です。恒星は年老いるとふくらんで赤色巨星になります。やがて星の外層のガスを放出し、周囲にガス雲が形成されます。星の「芯」からの紫外線がそのガス雲を電離して輝く天体が惑星状星雲です。

この画像では、水晶玉星雲の中央に明るく輝く星が一つだけあるように見えますが、実際には星雲の中心には二つの星からなる連星が存在しています。それら二つの星は約9年の周期でたがいのまわりを公転しています。これは惑星状星雲内の連星系としては、知られている中で最も長い周期です。

連星のうちの一つの星はかつて太陽の数倍の質量を持っており、その星から外層のガスが放出されたと考えられています。その星と伴星がたがいに公転することにより、強く非対称な恒星風によって膨張するガスの殻が形成され、現在見られるような不規則な形になったとみられています。

赤外線で見るとリング状の構造が見えてくる

なおNGC 1514は、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を使い赤外線で撮影されたことがあります。赤外線で見ると、小さな塵粒子からなると考えられる二つのリング状の構造が浮かび上がってきます。

Image Credit: NASA, ESA, CSA, STScI, Michael Ressler (NASA-JPL), Dave Jones (IAC)

こちらはジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡がMIRI(中間赤外線装置)で撮影したNGC 1514の画像です。この画像について、くわしくは次の記事をご覧ください。→「2つのリングを持つ惑星状星雲NGC 1514 ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影」

(参考)
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Main Image Credit: International Gemini Observatory/NOIRLab/NSF/AURA; Image Processing: J. Miller & M. Rodriguez (International Gemini Observatory/NSF NOIRLab), T.A. Rector (University of Alaska Anchorage/NSF NOIRLab), D. de Martin & M. Zamani (NSF NOIRLab)

(参照)NOIRLab

配信元: アストロピクス

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