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「楽しい景色が見える」過去2年で0得点・2アシストだった日本人MFはいかにして急成長を遂げ、“ベルギー発ドイツ行き”の切符を掴んだのか【現地発】

「楽しい景色が見える」過去2年で0得点・2アシストだった日本人MFはいかにして急成長を遂げ、“ベルギー発ドイツ行き”の切符を掴んだのか【現地発】


 ベルギーリーグ3位を確定したシント=トロイデン (STVV)にとって、5月21日のアンデルレヒトとのアウェーマッチは消化試合。普段、6人前後の日本人選手がスタメンに名を連ねるSTVVだが、この日はMF山本理仁、FW新川志音だけが先発した。

 どこか士気の上がらぬSTVV。しかし今季、“闘うMF”としてブレイクした山本は、ピッチを走り回りながら、デュエルで激しく闘い、相手を倒して、倒された。

 0-2で迎えた終盤、右タッチライン際で囲まれた山本が小技を活かして相手を翻弄してから、パワー溢れるドリブルで密集を抜け出し、FW後藤啓介にパスを繋げたシーンがあった。このビッグプレーは「フラストレーション」から生まれたのだと、山本は言った。

「試合中、めっちゃイライラしてたんで。相手チームの時間の使われ方だったり、うちのチームもモチベーションの保ち方が難しかったり。それはしょうがないところもありますが、(走らず)止まっちゃう選手も少なからずいたので、苛立ちはありながらも『自分はやらないといけない』という気持ちでプレーしてました。だけど、いらないミスの多かった自分に対するフラストレーションもありました」
 
 この試合に向けて自身はどうモチベーションを上げていったのか。

「チームの3位が確定してるなか、僕自身もやっぱ難しさは感じてますけど、なんとか奮い立たせている。それが怒りなのか、何なのか、やっぱり火をつけないといけないと思って自分に鞭打ってやってます」

 山本のフィジカルの変化を、これまで何度も書いてきた。それと同時にメンタル面で成長を遂げたのも明らかだ。

「常に試合に出させてもらって、チームの中心でやってる自覚もあります。それが『チームを勝たせなきゃいけない』という思いにやっぱ繋がってます。ただ、“出してもらっている選手”ではなくて、“チームを勝たせられる存在にならないといけない”という、心持ちは絶対、この1年で変わったと思う。そこは成長したと思ってます」

 過去2シーズン、公式戦2アシストで得点ゼロだった山本は今季、5ゴール・7アシストと飛躍的に数字を伸ばした。

「ボックスに入る回数がやっぱり多いと思います。守って出ていくところは、自分でもキツイと思いながらサボらずにやってます。ゴールの距離も近ければ、シュートも簡単になってくる。シンプルに、ボックスに入っていく回数が増え(得点・アシストが増え)たと思います」
 Jリーグ時代も山本は「チームで1番2番目くらいの走行距離だった。それでもアンカーだったので相手ボックスまで走ることがあまりなかった」と言う。しかし“8番”という幅広い役割を今季、STVVで得た山本はお手本のようなボックス・トゥ・ボックス型MFの選手になった。

「ベルギーはトランジションの多いリーグなので、走れる環境にいるのがひとつあるのかなとは思います。それでやっぱ自分の強みも出せている。昔は一定のペースで“距離”を走れるのは得意だったんですが、“インテンシティー高い距離”を走るのは苦手でした。ベルギーに来て、高い強度の中で走り続けるっていうのは成長したかなと思ってます」

 右ポケットを突くランニングやドリブルは、今季の山本の十八番。その動きは重量感と逞しさが伝わってくる。それでいて、彼のオリジナルの姿は繊細なタッチと感覚を持った技巧派レフティーだ。

「あそこを取ったら自分の好きなプレーだったり、楽しい景色が見えるんで、そこを取りに行くのは意識してました」

 山本は来季、ドイツ・フライブルクへの移籍が確実視されており、現地では全国紙が「クラブ間合意に達した」と報じている。

「あと1試合あるのでそこに集中して。そのあとに、いろいろ喋ることができればなと思います」
 
 アンデルレヒト戦後、山本について問われたワウター・フランケン監督はこう語った。

「彼(山本)はステップアップの準備が間違いなくできています。こういうシーズンを、彼はずっと長く待っていたと思います。ここに2シーズンいたと思いますが。今シーズンで3年目。今、ブレイクしているわけです。非常にいい性格で、いい若者です。愚痴も言わず、一生懸命に練習して、コーチの言うこともよく聞きます。彼は(谷口)彰悟や(後藤)啓介(のワールドカップ出場組)に続いて、次の日本代表になる選手だと思います」

 試合が終わると「キツかった」と言うのが常だった今季の山本。そのキツさを39試合繰り返しながら、山本はタフなプレーヤーに成長した。この話の続きは...。きっとブンデスリーガのはずだ。

取材・文●中田 徹
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配信元: SOCCER DIGEST Web

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