
ガンッと刺して、相手のマインドまでへし折る。“ボールは持てる”横浜FCが「身体と心を疲れさせる作業」に注力。首位仙台にリベンジできるか
今季に須藤大輔監督を招聘したJ2の横浜FCは、「インプレッシブサッカー」の名のもとに、攻撃的なスタイルの構築に取り組んでいる。
J2・J3百年構想リーグは残り1試合。地域リーグラウンドEAST-Aで5位と中位に甘んじるも、平均ボール支配率はトップの58.5%と1つの成果は出ている。
ポゼッションで優位に立てば、相手が引き気味に構えるシチュエーションが想定される。そこをどう崩していくか。人数をかけた守備を攻略し切れなければ、攻めあぐね、リズムを失い、思うような展開に持ち込めないかもしれない。
須藤監督も懸念する。「カウンターでやられるとか、あのスタイルでボールを前に運べなくて、自分たちでなんか自滅するっていうのが目に見えてますから」。
ボールは持てるようになった。ただ、それはあくでも手段であって目的ではない。横浜FCは次のフェーズに入っている。
「(守備的な)立ち位置を取ってきた相手に対して、何が良いのかを選手と一緒に共有することが大事。相手が嫌がるのは何なのか。あれだけ回されて、やっぱり相手も焦れると思うんですよ。そこをしっかり見極めることが大事」
指揮官はイメージできている。
「相手にとっては『いいよ、回させてるんだよ』って思わせちゃダメなんですよ。だからこそガンって刺す時を作らないと、相手のマインドまでへし折れない。やっぱり精神的に疲労させないと、後半の15分過ぎに足が止まらないと思いますから。身体と心を疲れさせる作業をしていきたい」
5月23日の最終節は、EAST-Aの1位を確定させているベガルタ仙台のホームに乗り込む。前回対戦では0-1で敗れている。リベンジを果たしたい。
須藤監督は「一番良い相手」と歓迎する。「首位を走って全然負けてない、強い相手。そこに対して、自分たちが始動日からやってきたことをすべてぶつけていける相手。今の我々のレベルを測る指針になる」と気合を入れる。
もっとも、過剰に相手を意識するわけではない。「相手が仙台だからこうしようじゃなくて、我々はこうだから相手がこうなるよっていう風になるようにやっていきたい」。自分たちのサッカーに自信があるからこそ、そう意気込んだ。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)
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