『セキチュー Presents BEST OF THE SUPER Jr.33』大阪市中央体育館・サブアリーナ(Asue アリーナ大阪)(2026年5月22日)
Aブロック公式戦 ○マスター・ワトvs藤田晃生×
ワトが藤田との喧嘩マッチを制してスーパージュニア3勝目。3連勝で勢いに乗ったワトは2023年以来2度目の優勝を地元・大阪のファンに約束し、「その先にいる自称・神のところに辿り着いて、栄光を掴みたいと思います」とIWGPジュニア王座獲りも見据えた。
2023年覇者・ワトと昨年覇者・藤田の優勝経験者による公式戦が大阪大会のメインで実現した。両者は昨年の公式戦でも対戦し、藤田がワトを破ってシングル初勝利を挙げていた。
スーパージュニア前の4・27山口大会で藤田が当時保持していたIWGPジュニアタッグのベルトを見せつけて挑発すると、ワトは視線を逸らしてスカした形に。これに藤田は「ワトがバカすぎてマジで、やる気が削げる。お前、歳いくつだよ? 煽られてんの、野毛の後輩に! ここまで言わないとわかんない?」と激怒。対するワトも「ナメんなよ、この小僧。バカなのはオメェだ!! ナメてたら痛い目みるぞ! 歳上をな、怒らすとな、怖いっていうのをな、見せつけてやるから」とブチ切れて、両者の間に遺恨が生まれていた。
のっけからワトは荒々しくフロントハイキックを叩き込んでいくが、藤田もジャンピングエルボーを返し、喧嘩腰のビンタ合戦に突入。ブチ切れたワトは場外戦に持ち込み、観客席に投げつけると、リングに戻っても連続してボディスラムを決めた。負けじと藤田も場外ボディスラムで反撃。観客席に投げつけると、そこに放送席を踏み台にしてのドロップキックを浴びせた。左足に照準を合わせてペースを握る。
守勢を強いられたワトは蹴り技で活路。普段以上に切れ味鋭いミドルキックやローキックを乱射すると、ベンダバールに絡め取った。真っ向からエルボーを打ち合うと、藤田は掟破りの逆レシエントメンテの構え。これでさらに怒ったワトはさらに気迫のこもった蹴りを連打したものの、藤田もハイキックを返して、両者大の字に。
先に動いた藤田はジャーマンを決めると、羽根折り固めで絞め上げてから、再度ジャーマンでぶん投げた。引けないワトもTTDで突き刺したものの、藤田は今度こそ掟破りの逆レシエントメンテをさく裂。必殺のThrill Rideを仕掛けたものの、振り払ったワトは珍しいラリアットをぶち込み、負けじとレシエントメンテで叩きつけた。そして、通天閣ジャーマンスープレックスホールドでぶん投げて3カウントを奪った。
普段のワトとは違う感情むき出しの喧嘩ファイトで新たな魅力を地元・大阪の観客に見せつけたワトは、倒れる藤田を踏みつけて勝利をアピールする。これでワトは2連敗からの3連勝を果たし、白星を先行させて勢いを掴んだ。一方、前年覇者の藤田は2連勝からの3連敗で急ブレーキ。連覇に黄色信号が点滅した。
マイクを持ったワトは、リングを去っていく藤田に「おい、藤田。やり返された気持ちはどうだ? あとで教えてくれよ」とぎらついた目で通告すると、「大阪の皆さん、ここで勝ったこと、凄く嬉しく思います。熱い熱いご声援ありがとうございました」と地元のファンに感謝。「誰がどう言おうと、俺が信じた道を全力で歩いていきます。その歩んだ足跡に必ず道ができるはずです。その先にいる自称・神のところに辿り着いて、栄光を掴みたいと思います」とIWGPジュニア王者であるDOUKIとのタイトル戦まで見据えると、「そしてその前に、この勢いでもう一度『BEST OF THE SUPER Jr.』を優勝します! じゃあ、皆さん、ほなまた」と大阪弁を交えつつ、スーパージュニア優勝を誓った。
バックステージで「『BEST OF THE SUPER Jr.』の藤田戦はこれで終わりましたけど、この闘いは終わらないと思います」と語ったワトは、「何をどう言われようと俺は俺を信じて、この道を歩んでいきたいと思います。俺が俺を信じなきゃ、誰も信じることはできない。だから、俺自身、信じて、掴み取りたいと思います」と決意をあらわにした。
一方、敗れた藤田は「俺から言えることはただ一つだ。今日勝ったヤツが正義だ。なあ、さんざん言ってきたけど、マスター・ワト、今日に限ってはお前が正義だ」と敗戦の弁。「ただな、お前、知ってんだろう。このままで、負けたままで終わる俺じゃない」と雪辱を予告しつつ、「熱いものを、少しだけ感じたかな」とワトを認める発言も口にしていた。
次戦は5・24京都大会。ワトはバリエンテ・ジュニア、藤田は田口隆祐とそれぞれ対戦する。

