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「一番のトラッシュトーカーは彼」ニックスの象徴ユーイングが語るジョーダン、バードとの想い出<DUNKSHOOT>

「一番のトラッシュトーカーは彼」ニックスの象徴ユーイングが語るジョーダン、バードとの想い出<DUNKSHOOT>

現地時間5月21日、『ESPN』の人気ポッドキャスト番組『The Pat McAfee Show』の最新エピソードが公開され、NBAレジェンドのパトリック・ユーイング(元ニューヨーク・ニックスほか)が電話出演した。

 ニックス歴代最長の在籍15シーズンを誇ったビッグマンは、ポストで見せる力強いプレーに加え、柔らかいシュートタッチから放たれるミッドレンジジャンパーやフリースローでスコアを重ね、球団史上1位の2万3665得点を稼いだ。

 ディフェンスでもチームの守護神として君臨し、1980年代後半から90年代にかけて、リーグトップレベルのセンターとして活躍した。

 しかし、1994年のNBAファイナルではアキーム・オラジュワン擁するヒューストン・ロケッツに3勝4敗で惜敗。ニックスは1999年にもファイナル進出を果たしたが、ユーイングはケガのためサンアントニオ・スパーズとの頂上決戦でコートに立つことができず、優勝は叶わず2002年に現役生活を終えた。
  ヒューストン大出身のオラジュワンとは、1984年のNCAAトーナメント決勝でも対戦し、この時はユーイングのジョージタウン大が優勝。ただ、1年時に出場した決勝ではノースカロライナ大の1年生にクラッチショットを決められ、チャンピオンシップ獲得を逃していた。

 その強心臓の1年生こそが、のちにNBAを席捲するマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)だった。

 ユーイングはNBA入り後、チャールズ・オークレーやジョン・スタークスらを擁して強豪の地位を築いたチームの大黒柱として、何度もプレーオフへ進んだが、ジョーダン率いるブルズの前に5度(1989、91、92、93、96年)も敗れている。

 学生時代から知る好敵手について、ユーイングはこう語っていた。

「マイケルとは友人だった。私たちは大学で出会った。いや、高校時代と言うべきかな。友情を育んで、今でも友達だ。でもコートに立てば、友情は関係なく、お互いに相手を打ち負かそうと必死になるんだ。

 そして、会って話すたびに、彼は『お前は俺に勝てなかったな』と言ってくる。みんな、ラリー・バード(元ボストン・セルティックス)のトラッシュトークについて話すけど、私が今まで出会った中で、一番のトラッシュトーカーは彼だと思う」 ユーイングとジョーダン。センターとシューティングガードと、ポジションこそ違えど、2人はオールスターの常連で、そこでは同じイースタン・カンファレンスのチームでともに戦った。

 また、1984年のロサンゼルス大会、1992年のバルセロナ大会と、オリンピックでもアメリカ代表として2度チームメイトになり、金メダルを獲得。96年に公開されたジョーダン主演の映画『Space Jam』(スペース・ジャム)でも共演した。

 コート上では火花を散らし、しのぎを削り合った両者だが、そこには互いへのリスペクトがあったからこそ、遠慮なく何でも言い合える仲になったのだろう。

 ちなみに、1992年アメリカ代表の通称‟ドリームチーム“で、ユーイングはバードともオリンピック期間を一緒に過ごしている。当時を回想し、稀代のトラッシュトーカーの素顔をこう明かしていた。
 「今ラリーに会ったら、彼はきっと相変わらずくだらない話をしてくるだろうね。それが、私たちがドリームチームで友達になる方法だったんだと思っている。彼は本当にくだらない話をしていた。あの当時、私たちはいつも一緒にいた。それに、彼は自分のチームがいつも私たちのことをやっつけたことについて話していたよ」

 試合中、温厚なユーイングが我を忘れて怒りを爆発させることは少なかった。それでも、ニックスの大黒柱はチームが必要とする場面で立ち上がり、ビッグショットや試合の勝敗を左右するブロックなどを決めてきた。

 最終的に頂点には届かなかったとはいえ、リーグ史上でも指折りの勝負師であるジョーダンやバードと真っ向勝負した末の結果なのだから、十二分に誇るべきキャリアと言えるだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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配信元: THE DIGEST

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