コーチに「教わる」ためのレッスン通いだが、マスター今野は「まずは見てもらって会話をするのが先です」という。
はじめてはもちろん、毎回、そのチェックとトークが、ゴルフの”やる気”を燃え上がらせる大事な工程になるそうだ。
コーチとのトークで気づかされることは山ほどある!

マサ マスターもレッスンしてもらったことあるの?
今野(マスター) ありますよ。私にも師匠がいますから。
マサ そんなマスターも、今では師匠の立場だろうけど、生徒さんは何を教わりにくるの?
今野 ん~。レッスンは健康診断みたいなものでして・・・・・・
マサ 健康診断!?
今野 はい。今、どうなっているか?悪いところはないか?自分では気づけないことを見つけ、指摘してほしい。まさに、定期健診や健康診断ですよね。
マサ 何かを教えてほしくて来るんじゃないの?
今野 そういう方もいますけど、それよりもその人のゴルファーとしての現在地に対して、健康な状態か、病気にかかっていないか診断してあげるほうが満足してくれますね。じつはこれ、プロ、アマチュア問わずそうなんですよ。
マサ 技術的な指導は?
今野 診断結果に対して処方のようなレッスンはしますけど、技術って一歩間違えば押し売りみたいになってしまうんですよ。人によって、合う、合わないもありますし、高等テクや流行りの理論なんかは、できない人も多いし、教えると逆に悪くなったりしますから。
マサ それじゃ、コーチやインストラクターってチェックマンじゃない。
今野 そういうスキルは大事です。技術を知りたかったら、レッスン誌やユーチューブのレッスン動画を観たらいいんですよ。あらゆる情報が得られますよ。
マサ だったら、わざわざスクールにレッスンを受けに行かなくてもいいか。
今野 いや、対人のレッスンには、それでしか得られない大きなメリットがあります。そのひとつが先ほどいった健康診断的なチェック。ですから、先生には、チェックするスキル、見る能力の高さが必要ですね。
マサ マスターがさっきいっていたけど、見て、指摘するだけで満足できるもの?
今野 「こうなっていますよ」というと「マジで!?」と驚く人ばかりです。自分のスイングの動きや形、クセを自分で完全に把握している人なんて数%しかいません。
マサ たしかに俺も、自分のスイング動画を撮って観ると絶望することがある。自分が思っているのと違いすぎて(笑)
今野 だからチェックとそれに対してのアドバイスが役立ち、それはよくても悪くても安心へとつながっていくんですよ。
マサ そう考えると、レッスンを受けて気づかされせることって、大事に思えてくるなぁ。
今野 そこから教えることって、結局ベーシック、基礎的なことになるんですよ。同じ道具を使って狙ったところにボールを打つためには、アドレスもスイングもパターンはそんなに多くありませんから。
マサ ベーシックから逸脱しているところは、型にはめたほうがいいってことか。ちなみにマスターは今でもレッスンを受けたいと思うことはある?
今野 ありますよ。ネットやSNSの広告で「ベストスコアが5打縮まります!」とか観ると「何を教えてくれるんだろう」と気になります。
マサ それは意地の悪い動機だな。マスターのベストスコアって58でしょ。それを53にしてくれって。
今野 すみません・・・・・・
マサ でも、そんなマスターに何をレッスンするのか知りたいから行ってみようよ!(笑)
会話メインでも有意義なレッスンは成立する!

「私の生徒さんで、レベルやスコアアップにも励んでいますが、それよりもあきらかにゴルフを楽しむ、継続するためのモチベーションを上げるために通っている人がいます。レッスンの時間は、球を打つことより会話の時間が多い。それで、ほぼ週イチで2年も通ってくれるのですから、お互いにウィンウィンですよね」(今野)
いかがでしたか? 定期的にレッスンを受けてモチベーションを上げていきましょう!

マスター今野一哉
●こんの・かずや/1982年生まれ。本企画「スナックこんちゃん」のマスター兼ゴルフのプロコーチ。RainbowFM(88.5MHz)の「サタマニ♪」(第2土曜15:00-16:00オンエア)で、ラジオパーソナリティも務める。キッズゴルフクラブ代表。
写真=鹿野貴司
イラスト=野村タケオ
協力=LaFace
