広島カープなぜまた、懲りずに低迷しているのか。
新井貴浩監督4年目となる今季は攻撃のレギュラーを頻繁に組み換えているが、ファビアン、小園海斗、佐々木泰、中村奨成が大不振でチーム打率、得点ともに12球団ワーストレベルの得点力不足となっている。
拍車をかけているのが、秋山翔吾ら打線を引っ張るベテランのケガによる離脱だ。
「球団上層部の指令によって今年の優勝はすでに諦め、目先の勝利だけでなく数年後を見据えて、若手の実戦育成プランへと舵を切っています。平川蓮、勝田成、名原典彦ら若手を1軍で超積極起用して経験を積ませる。そんなシーズンにするつもりです」(広島メディア関係者)
2026年から球団史上初のリーグ3連覇を達成したが、当時の主力は引退、流出等で世代交代を迫られている。新時代を作らなければならない新井監督だが、就任1年目の2位から徐々に成績を下げて4位、5位と沈み続けている。マツダスタジアムは客数が大激減し、ファンの不満とともに新井監督の解任論が避けられない情勢となっている。
秋山翔吾も菊池涼介も若手に自らバトンを渡して引き際を決める
前出の広島メディア関係者は、さらなる危機感を煽るのだ。
「今年は床田寛樹、森下暢仁、坂倉将吾、島内颯太郎が国内フリーエージェント権利を獲得します。これらの選手は流出の可能性が大いに考えらえる。つまり、流出に備えた対策が急務となります。秋山や菊池涼介は年齢的にも引退の足音が近づいている。2人は余力を残して引き際を決めたいタイプ。若手に自らバトンを渡して、ユニフォームを脱ぐ覚悟があります。ベテランに引いてもらい、新陳代謝を加速させなければ、これから本当の暗黒時代が到来しかねない」
本格的な世代交代の過渡期として、非常に苦しい局面に立たされているカープ。中日のような超長期にわたる暗黒時代を回避するためにも、今はフロントと現場が一体となり、時間をかけてでも確固たるチームの土台を再構築していくことが強く求められている。
(渡辺優)

