・このクオリティで1200円安すぎない?
そんなわけで日替わりランチを注文。この日は、ポークバーグ(和風ソース大葉添え)とカキフライ(タルタルソース)である。
口頭で注文し、お店の人に「パンはセルフで食べ放題ですよね?」と尋ねると、「はい、お好きなだけどうぞ」と言われた。その一言がなんだかうれしかった。では頂きますよ!
中央のテーブルに2つのカゴがあり、それぞれ3種類ずつパンが用意されていた。この時は数が少なかったけど、あとからドンドン追加されていた。
こちらはバターロール・ヨーグルト食パン・塩パンの3種類。
もう1個のカゴにはくるみレーズン・はちみつパン・チーズパン。そしてカゴの隣にはバターまで用意してあった。1200円でこれはかなりお得ですよ。バターまで提供してくれるとは。
まずはバターロール・くるみレーズン・はちみつパン・塩パンの4種を取ってきた。
ほどなくランチも登場。カキフライにポークバーグ、それにサラダがてんこ盛りのワンディッシュだ。
まずは塩バターパンを頂きます。生地はフカフカでまさに作り立ての柔らかさ。塩は思ったほど強くなく、パンの甘さを引き立てる程度。何より、ほんのり温かく焼きたての美味しさをダイレクトで味わえる。
続いてカキフライを一粒頂いてみると、その美味しさに驚かされた。私の中で「パンのタカセ」、「洋菓子のタカセ」という印象が強かったが、なぜレストランを併設しているのか、この一粒で理解した。
洋食店としての実力もしっかりしていて、長年培ったレシピがあるはず。それを強みにほぼすべてのお店でレストランを営んでいるのである。昭和レトロの雰囲気ばかりがもてはやされているけど、料理の腕前もしっかりしている。これで1200円? 安すぎないかと思わずにはいられない。
続いてくるみレーズンパンも頂きましょう。塩パン同様に焼きたての温もりがあり、生地の間から顔を出すくるみの食感が心地よい。
そしてポークバーグ、ハンバーグといえば合挽き肉を使うのが一般的。これには牛肉が使われていないけど、その淡泊な味わいを和風ソースでしっかりカバーして、大葉の香味で彩りをそえている。
下にはマッシュポテトを敷き、それをオーブンで焼き上げている。こう見えてかなり手間と時間のかかった一品。やっぱり1200円は安いと思わざるを得ない。パン食べ放題までついているしね。
1回目のパンを全部食べ終えた後に、ふたたび調達に行くと新しいパンに、アップルロールが加わっていた。生地にりんごとレーズンが織り込まれていて、表面にはアイシング(砂糖と水を練って乾燥させたもの)が施してある。いかにも昭和を感じる菓子パンだ。
そうして満足な食事を終えた。パンは意外と1個が大きく、思ったほどおかわりできなかったけど、それでも十分満足である。
さて、デザートにケーキセット(税込950円)でサバランとコーヒーをお願いした。
シロップをたっぷり含んだふかふかのブリオッシュ。それと生クリームの相性はバツグン。こんな美味しい食べ合わせを一体誰が思いついたんだろうか?
19世紀の美食家サバラン氏にちなんでこの名前がついたそうだが、それも納得。だって、こんな美味い食い合わせはよほど食に貪欲な人でなければ思いつかないだろ。
そんなわけで、タカセ巣鴨店はパン食べ放題が売りではあるけど、それ以外のものも美味しいので、ぜひ利用して頂きたい。日替わりランチとケーキを味わえばその真価がわかるはずである。
・今回訪問した店舗の情報
店名 タカセ 巣鴨店
住所 東京都豊島区巣鴨3-20-16
時間 1・2階9:00~19:00 レストラン平日11:00~16:30 土日祝11:00~16:00、17:00~20:00
定休日 不定休
