プロ野球「日本生命セ・パ交流戦」が5月26日に開幕する。阪神は日本ハムとの開幕戦(甲子園)を迎えるが、売り出し中のドラフト1位・立石正広は「1番・三塁」での先発出場が見込まれる。
右足の肉離れで出遅れ、開幕から2軍で調整を続けていた立石は、5月19日の中日戦から1軍に昇格。スタメン出場したデビュー戦では、いきなり初打席初球に初ヒットを放ち、24日の巨人戦(東京ドーム)ではプロ1号本塁打を記録。ここまでスタメンで5試合に出場し、22打数9安打で打率4割9厘、1本塁打、5打点。2リーグ制以降の球団新人最長となる、5試合連続安打をマークしている。
1軍昇格後、すぐに活躍。立石の何がすごいのか。5月25日放送の「よんチャンTV」(MBSテレビ)に出演した阪神OBの能見篤史氏が解説している。
能見氏は自身のデビュー当時を振り返り、
「緊張が先に来るんで。えずきまくってました」
次に立石の打撃について、こう言った。
「投手からすると、嫌な打ち方。僕は投手目線なんで『こういう打ち方をされると嫌だな』という、本当に立石選手はその打ち方なんですね。僕らからすると、インコースって嫌がるバッターが多いので、そこを意識させるんですけど、立石はインコースを嫌がる打ち方じゃない。そこ(インコース)に対してもアジャストできたり、もしそこに厳しいボールが来てもファウルで逃げたりできる」
岡田彰布前監督も巨人戦で絶賛解説していた
インコースを苦にしないタイプの打者ということだが、逆にアウトコースも効かないのだといい、
「無理に引っ張ってこない。引っ張ってくれると、外のボールってけっこう有効なんです。バットの先が返ってしまうのでゴロになりやすいけど、そういうのもない」
投手にとっては、内外角どちらにも対応できて、タイミングをずらすのが難しい打者というわけだが、5月22日の巨人戦で4回に立石が左前適時打を放った際、解説を務めた阪神前監督の岡田彰布氏も称賛していた。
「準備がいい。いつでもいける。ストライクゾーンに来た球は全部スイングできる。タイミングがちょっとズレると、ファウルで逃げられる」
初の交流戦に臨む立石。パ・リーグの投手を相手に、卓越した打撃を見せてくれるか。
(鈴木十朗)

