みなさん、こんにちは。十束おとはです。
最近は特に観たい映画が盛りだくさん!この連載もしばらく映画について書くことになりそうです。わくわく。
今回は、現在公開中の映画『プラダを着た悪魔2』について書いていこうと思います。
前作の公開は2006年。私は当時10代で、働くことなんて全く考えていないヲタク活動に真っ直ぐな学生でした。お洒落でキラキラした世界で働くアンディやミランダをどこか夢物語的に見ていて、ある種のSF的魅力を感じていたのです。
時は過ぎ、2026年。私も社会人になり、仕事終わりに駆け込んだ映画館でこんな気持ちになるとは。
「これは、とてつもなく現実的なお仕事映画である。」
物語はアンディがランウェイに復帰するところからスタートします。久しぶりの再会に大喜び!かと思いきや、待っていたのは変わらない上司と変わってしまった業界。
自分に置き換えてヒヤヒヤしたり、ガッツポーズをしたくなったり、ホロリと涙が出たり、もちろんファッションやジュエリーにうっとりしたりと1本の映画の中に様々な魅力がある本作ですが、今回は生きる上で大切にしたいと思ったエッセンスを3つ紹介します。
①とにかくやるしかない時が人生にはある
アンディはあることがきっかけでランウェイに復帰。とはいっても、周りの同僚や仕事の流れは変わり、浦島太郎状態です。1から100まで教えてほしい、誰かメンターはつくのでしょうか……そんな令和的な手厚さはゼロ。初日からハイブランドへの謝罪から記事の執筆まで、体ひとつで飛び込んでいくアンディの姿に勇気をもらえます。
中盤の大きなピンチも、待っていれば誰かが助けてくれたりラッキーが舞い降りる魔法なんてありません。自力で電話をかけるのみ!自分たちで動いて良い流れを掴み取れ!
一瞬のキラキラな世界に惑わされそうになりますが、今作はより硬派なお仕事映画になっているのではと感じました。
②”自分自身がアイコン”という自覚
ハイブランドや煌びやかなジュエリーはときめきをくれるし、夢に見るもの。でも、1番大切なのは何を身につけるかではなく、自分がどう生きるかということなのだとアンディは教えてくれます。
「あなた自身がアイコン」という言葉は、あるシーンで昔の同僚エミリーに向けての台詞。キラキラに見える世界観の中で真っ直ぐ放たれたこの言葉には涙が溢れるほどの力があると感じました。それは前作からずっと見てきたアンディから出た言葉だからなのではないでしょうか。アンディの生き様はまさに”自身がアイコン”。色々な経験をし、自分が良いと思った道を歩んできた今作のアンディは自信と余裕に溢れているように感じました。
他人と比べたり自分を大きく見せることではなく、自分というアイコンをどうやって大切に自然体に表現していくのかという大切さを改めて感じさせてくれます。
私は今後の座右の銘として、胸に刻んでいく所存です。
