
【耐水圧50,000mmで蒸れない】ミレーの日本向け究極アウター「TYPHON NOVA」凄さの秘密を直撃/No.1モノ雑誌編集長の『コレ深掘り』の画像一覧
ヒットモノからヒットの仕掛け人まで、人気“モノ”たちをクローズアップし、なぜ高い支持を受けているのかを編集長・奥家が探る「コレ深掘り!」。今回潜入したのは、フランス発の名門アウトドアブランド「ミレー」。数ある名作の中でも、日本特有の雨の多さに着目して開発された新作アウター「TYPHON NOVA(ティフォン ノヴァ)」が、いま絶大な支持を集めている。耐水圧50,000mmという桁違いのスペックと、次世代の通気性はどのようにして生まれたのか? 現場の担当者を直撃し、そのすごさの秘密を根掘り葉掘り、赤裸々にする!
耐水圧50,000mm&次世代の通気性!ミレー「TYPHON NOVA」の秘密を直撃

TYPHON NOVAの魅力を語ってくれたのは
ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン株式会社 ブランドマネジメント部 シニアブランドマネージャー
櫻井久男さん
ミレーに携わって30年。登山やスキー、アウトドアと、時代に合わせたマーケティングでミレーを世に知らしめてきた立役者である。
奥家 今回、ティフォンシリーズに新しくNOVAが加わりました。ミレーらしい高い性能で大きな話題になっています。NOVAの特徴から教えてください。
櫻井 薄さや軽さに加えて、丈夫さも兼ね備えたのがNOVAとなります。
奥家 実際に触ってみると、とても薄くて軽くて驚きました。
櫻井 なかでも軽さの実現で一番革新的な技術が透湿防水フィルムです。透湿防水フィルムにはいくつかあって、今回はポリプロピレン製を採用しました。ポリエチレンなど似たような効果を持った素材よりも熱伝導性が低いため、体温が外へと逃げたり、逆に外から冷気が伝わったりするのを防いでくれます。たとえば冬の活動がメインの方におすすめです。
奥家 この薄い生地の中にそんな技術が入っているんですね。
櫻井 社内データですが、マイナス20℃でテストしたところ、10~15%ほど体内の熱が逃げるのを防ぐ効果がありました。
奥家 雪山でも対応できますね。
櫻井 マイナス20℃といえば、冬の八ヶ岳では普通の温度です。そういったところにも着ていけるのがNOVAとなります。
櫻井 そのほか、ポリプロピレンは水分を通しにくいため、湿気による加水分解にも強く、長寿命ですし、表面の撥水剤も環境に優しいものを採用しています。
奥家 長く使えるのはいいですね。
櫻井 物理的な耐久性についても、こすったり、折ったりとさまざまなテストを繰り返しています。透湿と耐水は相反しますし、製法にも関わってくるなど、どう両立させるか研究を重ねています。これを日本でやっているのがポイントです。
奥家 さまざまな点で丈夫ということですね。読者はアウトドアやトレッキングを楽しんでいる方も多いので、薄くて軽くて、機能的というのはおすすめです。話を聞くほど秘められた高い性能に驚くばかりで発見の連続でした。
【徹底解説】聞いて、着て納得!「TYPHON NOVA」3つの凄さ

ミレー
TYPHON NOVA JACKET(ティフォン ノヴァ ジャケット)
¥49,500
問い合わせ:ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン・カスタマーサービス TEL:050-3198-9161
ミレーの機能性ウエア「ティフォンシリーズ」は2015年に登場。ティフォンとはタイフーン、つまり台風のこと。新作となるNOVAは雨が特に多い日本向けに開発された。使用時のさまざまなストレスに対するタフさ、丈夫さにもこだわっている。
①着用した瞬間から“快適”を体感できる驚異の通気性
防水性能を重視すると当然のことながら、内部に蒸れが発生しやすくなる。TYPHON NOVAメンブレンと呼ばれる特殊素材は通気性があるため、どんな状況でも快適さを保ってくれる。また脇下にはベンチレーションも備えている。

通気性の秘密は約50ナノメートルの微多孔構造にあり。空孔率80%ながら、水分は通さず、湿気のみを排出する。その外側には耐摩耗性に優れた60デニールの平織りナイロン。内側に肌触りのいい20デニールのナイロントリコットを組み合わせる。
②豪雨にも耐えうる!50,000mmの耐水圧を実装
山岳地帯での防雨性能を重視しているだけに、50,000mmという耐水圧能力を誇る。これは豪雨クラスにも耐えうるスペックだ。また高い疎水性も確保しているため、表面から内部に染み込むことはないので、軽快さを失うことはない。
「水は漏れずに空気の動きだけが見える!」(奥家)
「水は通さず、空気は通す。これが証明です!」(櫻井さん)
③重いリュックもガシガシ背負えるプロ仕様の耐久性
ミレーが創業したのは1921年のこと。以来、100年以上にわたり、世界初のヒマラヤ無酸素登頂など、多くの登山家たちをサポートしている。
