
幸楽苑で5月16日より期間限定発売中のメニュー「会津レッド」。同社公式Xでは「幸楽苑史上最辛」と銘打たれ、SNSでも「辛すぎてむせた」とするポストが見受けられます。果たしてどれくらい辛いのか? 辛いもの好きの巨漢記者が挑戦しました。
「会津レッド」は、会津名物「馬刺しの辛みそ」をイメージしたメニュー。幸楽苑創業の地である福島県会津地方では馬刺しに唐辛子とおろしにんにくをあわせた「にんにく辛みそ」を付けて食べる習慣があり、それに着想を得て開発されたということです。
幸楽苑の公式Xでは、「幸楽苑史上、最辛の旨辛らーめん自信作」との文言が。SNSでも「辛すぎてむせた」など、相当な辛さを想像させるポストが見受けられています。
それを聞いて立ち上がったのが、体重103キロの巨漢記者。辛いものは平気、とは言わないまでも、ココイチのカレーでは5辛、ピリ辛風味のメニューがあれば気になってとりあえず試してしまうという人間です。
評判は上々の「会津レッド」、果たして我々が想像しうるレベルの激辛なのでしょうか。実際に店舗へ足を運んでみました。
■ 「激辛感」を前面に押し出したビジュアル バラエティに富んだ具材がうれしい
今回訪れたのは、秋葉原駅前にある幸楽苑の店舗。訪れた時間は夕飯時ということもあり、仕事帰りのサラリーマンの方々で賑わっていました。
店舗の注文ディスプレイにも「幸楽苑史上最辛」と、自信満々の文言が。期待が高まります。なお、テイクアウトやデリバリーには対応していないとのこと。そんなレベルに「取り扱い注意」なのでしょうか……。
注文から待つこと3〜4分程度で「会津レッド」が到着しました。店内は満席状態でしたが、驚くほどの速さ。汁除けのエプロンもついてきました。幸楽苑のこういうホスピタリティ、大好きです。
醤油ベースのスープは唐辛子で真っ赤に染まり、食欲をそそる色あい。にんにくの香りがたまりません。
具材はもやし、ニラ、大きめのきくらげで構成され、その上に刻まれた青ネギと、ディッシャーで球形に盛り付けられたひき肉みそが乗っています。
■ 辛さは意外にもマイルド オプションの唐辛子をフルに入れても「快適」
まずは気になるスープから。醤油ベースの透き通った塩味をにんにくが引き立て、唐辛子のピリリとした辛味が合わさって、もう一杯、もう一杯とレンゲが進みます。
組み合わせだけを見るとかなり刺激が強そうですが、実食した感じは「シャキッとさわやか」。食欲がなくてもスイスイと食べ進めることができそうです。もやしやきくらげなど、さまざまな食感を持つ具材とのバランスも最高。「旨辛」の看板に偽りはありません。
一方、肝心の辛さですが、意外にもマイルド。激辛メニューによくある、ビリビリ刺すような刺激というほどではありません。記者に耐性があるからなのか、それとも実際にマイルドなのか……。もう少し調べてみる必要がありそうです。
SNSで「むせた」と感想を述べている人のポストでは、どんぶりの中に唐辛子の粉がうず高く積み上がっているものがありました。辛さマシマシにすることで、想像しているような激辛を味わえるようになるのでしょうか。
注文ディスプレイをもう一度見てみると、オプションで唐辛子を追加注文できることがわかりました。小さじ1杯程度の「1辛」が10円で、最大「5辛」まで注文可能とのこと。ここまで来たら、試さないわけにはいきません。
今回は「激辛」を味わうことが目的なので、初手から最大の5辛を試すことにしました。
醤油さしほどのサイズの小皿の半分くらいの面積にわたって盛り付けられた一味唐辛子は鮮やかな赤色で、いかにも辛そうな雰囲気。
迷わず全部投入しました。もともと赤かったスープが、さらに赤さを増していきます。
記者の場合、辛さセンサーが反応するといっきに滝のような汗が溢れ出る体質なので、汗が出てきたら「激辛」と判断しようと思います。果たして汗は出るのか。緊張とともに麺をすすります。
……あれ? 汗が出ない。顔も赤くならず、辛くない通常メニューを食べたときと変わりません。舌にはヒリリとした辛さこそ感じますが、あくまで美味しく穏やかに食べられる範囲内という印象です。
あれだけ辛い辛いと言っていたSNSの人たちは、どれだけ唐辛子を入れていたのでしょうか……?
その一方で、具材の甘さや旨味を引き出すという面では、唐辛子がとてもいい仕事をしていると感じます。むせるほどの刺激を求めて行くと予想を裏切られるかもしれませんが、逆に辛いメニューが苦手な人でも十分に楽しめる一杯だと思いました。
■ 刺激以上に辛さで「美味しさ」が引き立つ テーブルの調味料で味変も楽しい
食べ進めていくと、唐辛子の風味によって素材の美味しさが前面に引き立つことがわかりました。
ここまでベーシックな醤油スープをベースに味わってきましたが、他の味が組み合わさることで美味しさのベクトルが変わるかも……? ということで、テーブルに置かれた調味料を少しずつ入れて「味変」を試してみました。
まずは醤油をレンゲにとって、1杯分を静かにスープへ混ぜ混ぜ。穏やか目だったスープに塩味の「芯」がくっきりと現れて、旨味の部分がグンと濃くなりました。ここまではっきり変わると面白い。他にも色々試してみたくなりました。
続いてはお酢。これがなんとも大当たりでした! まろやかな中にはっきりとした酸味が唐辛子の辛さと結びつき、酸辣湯のような味わいに。野菜の甘さとのコントラストがより一層鮮明になり、まるで別のメニューのような変身ぶりとなりました。
さらにコショウを入れてみると、ピリ辛味にシャープさが出て、より軽やかな食べ口に。ここまで来ると別のメニューという感じもしますが、1杯のうちにこれだけの数の「場面展開」に触れられて、思わず探究心に火が付いてしまいました。
なるほど、こうした味のバランスの移り変わりを感じられるのも、辛いメニューならではの楽しみ方かもしれません。直球な刺激だけでなく、いろいろと試しながら自分だけの味を発見していく──それこそがこの「会津レッド」の最大の魅力なのかもしれません。
「会津レッド」は、幸楽苑の各店舗で、税込み830円にて期間限定販売中。テイクアウトやデリバリーの対象外となっているので、注文の際には注意してください。
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<参考・引用>
幸楽苑 公式Xアカウント(@kourakuen_pr)
(天谷窓大)

















