歌川芳員「東海道五十三次内 大磯 をだハらへ四り」(前期)
いつの時代も私たちを夢中にさせてくれる「浮世絵」の世界。
浮世絵にもさまざまな種類がありますが、今回注目したいのは「動物」や「妖怪」を描いた浮世絵です。猫が銭湯を楽しんでいたり、人面魚(!?)がいたりと、かわいいのにちょっぴりヘン!
太田記念美術館で開催される展覧会『アニマル&モンスター かわいい・怖い・ちょっと変』では、そうした作品が一堂に会するのだとか。奇妙だけどなんだかクセになる、不思議な世界をのぞいてみましょう。
【どんな展覧会?】
東京・原宿にある世界有数の浮世絵専門美術館、太田記念美術館にて、前期と後期にわたり開催される展覧会『アニマル&モンスター かわいい・怖い・ちょっと変』。
会場では、人気作品を含む全140点を展示するほか、なんとその約5分の1が新収蔵品とのこと。つまり……これまで太田記念美術館で動物や妖怪の展覧会を鑑賞したことがある人も楽しめちゃうの!
歌川芳藤「しん板猫のふきや」(後期)※新収蔵品
モチーフとなっているのは「動物」や「妖怪」。そしてキーワードはずばり「かわいい」「怖い」「ちょっと変」。前後期で全点展示替えとなるらしく、何度も通ってしまいそう~!
小原古邨「踊る狐」(個人蔵)(前期)
【目が離せなくなる作品ばかり】
太田記念美術館といえば、ユニークな企画をひんぱんにおこなっていることでも有名ですが、今回もなかなか尖っております。
だって、人間のような仕草で踊るキツネがいたり、銭湯でいい汗を流す猫がいたりするんだもの。擬人化された動物だけでなく、人のように動く植物までおり、1枚たりとも目が離せません。
絵師不明「新板猫湯屋」(前期)※新収蔵品
それにね、動物だけでなく、妖怪のような奇妙なキャラクターも登場するみたいなの。
石から虎の手足と尻尾が生えた空想上の生き物「虎子石」、人間の顔をした「人面魚」、さらには「十二支が一つに合体した動物」など、なんともヘンテコな生き物たちがずらり。ヘンなんだけど、見れば見るほど味わい深く、好きにならずにはいられない……ッ!
歌川芳虎「家内安全ヲ守十二支之図」(後期)

