注目される市民科学。スマホが研究の手がかりに
今回の出来事が大きな反響を呼んだのは、専門家による調査ではなく、一般の観察者による発見だったからです。
写真が投稿されたiNaturalistは、世界中の利用者が動植物を記録し、その情報を研究者が活用できる仕組みになっています。すでに128カ国にまたがる多くの研究論文で引用されており、生物多様性研究を支える重要なデータベースのひとつです。
特にオーストラリアのように広大で、研究者だけでは調査しきれない地域では、こうした観察記録の価値はますます高まっています。
専門家たちは、土地所有者や自然観察を楽しむ人たちに向けて、気になる植物や生き物を見つけたら記録を残してほしいと呼びかけています。
誰かが「ちょっと珍しいかも」と感じて残した1枚の写真が、失われたと思われていた植物の存在を明らかにしました。次の大発見も、案外そんな何気ない瞬間から生まれるのかもしれません。
参照
Science Daily「Plant believed extinct for 60 years suddenly reappears」
Msn「Chance photo leads to rediscovery of plant missing 60 years」

