Photo:sirabee編集部フリーアナウンサー・古舘伊知郎が27日、公式YouTubeチャンネル『古舘伊知郎チャンネル』を更新。巨人の阿部慎之助前監督の辞任をめぐり、球団の対応についての疑問点を挙げて私見を述べた。
【今回の動画】球団の対応に疑問
古舘は、逮捕についての報道時、阿部前監督の長女がChatGPTに対応を相談したことや、児童相談所が警察に通報したと伝えられたことを聞き「もしかしたら初回じゃないのかもしれない」「常習的に家庭内暴力があったのかな」と考えてしまったことに言及。その後の報道を知るにつれ「大いに反省する次第となった」「勝手に決めつけちゃいけないっていうのは当然のこと」と勘違いしていたことを回顧した。
そのうえで、「読売巨人軍という団体、集団、組織もですね、早期決着、早期解決を、とにかく企業防衛ではからなきゃいけないっていうのは、今どきの考え方として重々分かりますが、私がフライング気味にどんどんいろんなことを決めつけようとしたのと、やや似ている形」と話す。
関連記事:ひろゆき氏、橋下徹氏ら著名人、阿部前監督の“辞任撤回”求む声も… 「マジでどうにかしてる」厳しい切実な理由
■「素朴なパターンではなかった」「ジャイアンツ側もこれは早期解決だ、とばかりに、すぐさまオーナーも出てきて、まず監督、阿部さん辞任、そして阿部さんが涙の会見を開き、その途中において弁護士という代理人が読み上げるという形で、お嬢さんがしたためたという手紙の全文を読み上げたわけですよね。まず辞任が先にあって、手紙を読むということがあった」と説明。
長女の心情を「手紙を通じて披露することによって、結果的には今回の件、情状酌量の余地はあるでしょ、というアピールをするという危機管理。危機管理の演出、印象を作ったなって誰しも思いますよね」と述べる。
長女の手紙のなかに「私の過度な状況説明」といった表現があったことに、「そういうボキャブラリーを選ぶでしょうか。多かれ少なかれ、まずお嬢さんが言うなり書くなりした本意というものを、大人の手によってリライトされてますよね。手が入ってますよね」と指摘。「いろんな狙い、思惑があってやるにしても、ちょっと素朴なパターンではなかったのではないか」と語った。
関連記事:逮捕・辞任の阿部慎之助前監督、過去インタビューで明かした“ド昭和論” 「子供への接し方」を聞かれ…
■「1拍2拍、置いてやるべきだった」さらに「やっぱり球団側も、徹底的に1日2日、1拍2拍、空けていいじゃないですか。まずは阿部さん本人、ご家族にもしっかり事情を聞いて」と、先に事実確認をするべきだったことを指摘。
「そういうことをじっくり聞いて、これは正しかった。これは拡大解釈され過ぎだっていうことを整理してから、責任あるポジションをいったん降りてもらうとか、降りないとか、そういう状況判断をすべきだった」とも。
企業側が事情説明などを「あまりにも企業防衛でちゃちゃっとスピーディーにやることだけを旨としようとすると、僕のさっきのあらぬ連想をしてしまって決めつけたのと同じように、スピード感を持ってやろうと思いすぎると、フライングになってしまうっていうことですよ。1拍2拍置いてやるべきだったんじゃないかなというふうに思うわけです」と語っていた。
阿部慎之助の野球道1,760円Amazonで見るPR
関連記事:父娘ケンカの末に現行犯逮捕された阿部前監督、そもそも逮捕の必要性はあったのか… 弁護士が「見解」
■「早すぎる対処」「フライング」の声古舘の話に、コメント欄では「球団側が辞任の決断を急かしたように思う。スポンサーなど様々な企業への影響を考え、早い方がいいと考えたんだろう」「確かに早すぎる対処の印象は否めませんね」「最近の企業の対応が自分を守りすぎてフライングすぎる気がしますね」「この件で俺が思ってることを全部言ってくれた」と共感が。
一方で「本人が辞めると言ったんでしょ」との声もみられたが、「巨人フロントもちゃんと調べもせずいきなり辞任にするな」「本当に仰る通りで、今の世の中あまりにもせっかちすぎる。一旦立ち止まって相手の話をよく聞いて考える、一拍二拍置くってことが無くなってしまった。弁解の余地も与えないというのはあんまりではないか…」「一回立ち止まって、状況整理して行動するべきです。阿部さんの辞任はまだ決めるべきではなかったです」といったコメントもみられた。
関連記事:ヒロミ、阿部慎之助前監督の逮捕に驚き 父としての見解も「自分の子供でさえ…」
■辞任撤回の署名は10万筆超えなお、阿部前監督の辞任をめぐっては、辞任撤回を求めるインターネット署名が複数立ち上げられており、28日正午の時点で10万筆を超える署名が集まっているものも。
SNSでは「当然の動き」「阿部監督以上の人はいないとファンがはっきり示している」「こんな理不尽な退任なんてありえない」といった声の一方で、「署名運動して何がしたいかわからん」「180ある元野球選手が酒もまだ飲めないような子供を投げ飛ばしてるのは事実だぞ」「もし娘が大怪我してても、署名を集めるの? 暴力は理由のいかんを問わず許されない」とさまざまな意見がみられる。
■執筆者プロフィールしばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。
現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月90本程度を執筆中。
【今回の動画】球団の対応に疑問 (文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)
