2026年5月28日、東京・小平市に大手コンビニ「ローソン」の新業態のお店が誕生した。そのお店は「日常生活に必要なものをいつでも・おトクに、地域に寄り添いマチをハッピーにするミニスーパー」というコンセプトでオープンした、「Lミニマート」である。
同日12時の開店時間にお店に行くと長蛇の列! 店の真横にある駐車場に約200人の長い列ができあがっていた。実際に買い物をしてその品揃えをたしかめてみた。
・ローソンの新業態「Lミニマート」
お店は西武新宿線の小平駅南口から徒歩で約10分のところにある。実は私(佐藤)は小平に何かと縁があって、この界隈は数カ月に1回の頻度で足を運んでいる。なんとなく駅周辺の様子は頭に入るくらいは訪ねているのである。
駅から南下して青梅街道に出て少し行ったところにお店はある。12時開店予定と知りながら、11時15分頃に到着してしまった。さすがに早すぎたな。お店は慌ただしく開店準備をしている最中。
表に開店記念の野菜やら果物やらを並べていて、コンビニっぽくない。むしろ八百屋のような雰囲気すら漂う。
早すぎたのでその辺をブラブラしながら時間を潰し、30分後の11時45分に来てみると……。
な! めちゃくちゃ並んでるじゃないか。すでに50人は余裕で超えてそうだ。実はここから列の最後尾ではなく、この後ろの駐車場にまで人が続いており、私はおそらく70番目くらいになってしまった。最初に来たときに素直に並んでおけばよかったものを……。
12時を過ぎて列が動きだした段階で、私の後ろを見ると、もう列がおかしなことになっている。駐車場を囲うようにして人が続き、このままいくと駐車場をはみ出すのも時間の問題といったところだ。推定200人近いだろうか。
それでも順当に列は動き、開店から10分程度で入店することができた。店前には新鮮な果物が並んでいる。国産メロンLサイズが税込538円、となりのゼスプリキウイは税込430円。
中にも果物は続いている、意外と青果品は品揃え豊富。バナナはオープン記念で税込106円。スルーしてしまったが、1房買っておけばよかった……。
その先には日配品の豆腐や納豆、漬物類など。日配品の一部は週替わりで特売日を設けている。これはコンビニではなく完全スーパーとしての運営スタイルだな。
食肉コーナーも充実している。そういえば、セブンイレブンが2024年にオープンしたSIPストアでも食肉の取り扱いがあった。あのお店よりも品数は少ないけど、それでも一般のスーパーで買えるものはひと通り揃っている。
その向かいには総菜と弁当。ここは元々ローソンストア100として営業していたお店で、品揃えと価格からその当時の雰囲気を感じ取ることができる。カップサイズの総菜はおおむね100円台だ。
弁当は税込431円と税込539円の2つの価格帯で構成しつつ、目玉品として唐揚げのり弁(税込322円)を目立つように陳列。これが安いか高いは中身次第なので、1つ購入してみよう。
おにぎりは海苔なしが税込107円で海苔ありが税込139円。醤油ごはんのおにぎりと塩むすびはそれぞれ税込96円で最安だ。
そのほか面白いと思ったのは、セルフの大福バイキングが備えられている。1個108円の大福・柏餅をセルフで容器に入れる。この日はオープン日ということもあってか、スタッフが容器に入れてくれた。
その脇にあったお米は国産ブレンド米で5キロで2894円。最近は以前より米の価格が下がってきて、ほんとに助かる。
もう少し店内を隈なく見たいところだったが、レジに大行列ができていて、並ばないと店から出られなくなる可能性があったため、早めに品定めを切り上げて最後尾についた。
その間に目に入ったのが、ブルボンの「ルマンド」。お店によって価格が異なる、その店の相場を測るのに良い基準になる。私はこれを「ルマンド指数」と勝手に名付けている。ここは税込161円だった。う~ん、安からず高からず、指数的には普通だなあ。
それからレジ前の冷凍コーナーには冷凍肉もあった。コンビニで扱っているお店はなく、スーパーでもあまり見ないかも、新大久保にあるドン・キホーテは場所柄置いてあったな。
個人的にこのお店を評価できるポイントのひとつにタバコの販売方法がある。だいたいレジの内側、スタッフの後ろに置いてあって番号で希望する銘柄を伝えるのだが、ここはレジの外にあって自分でとることができる。
これは喫煙者としては助かる。店によって番号が違ったり見えにくかったりして、イチイチ言うのが煩わしいのだ。欲しい分だけ自分で買えるのはいいですね。
壁に貼られた特売日のカレンダーを見ると、ほぼ毎日何かがお安くなっているそうだ。これを見るとやっぱりローソンが運営しているけど、コンビニではなくスーパーだ。
・購入した品々
さて、長い列を終えて会計を済ませ、ようやく店を離れることができた。購入商品はこちら。開店記念で用意されていた福袋が2種類、お菓子福袋と食品福袋はどちらも税込1080円である。
時々抜き打ちで販売するローソンの福袋は、とにかく中身がギュウギュウに詰まっていることで定評がある。このLミニマートの福袋も、その流儀にのっとってパンパンだ。中身については別の記事でお伝えしよう。
そのほかに購入したのは、こちらの5品。開店記念値引きの食パン(税込95円)、塩むすび(税込96円)、唐揚げのり弁(税込322円)、唐揚げ(税込168円)、大福2個(1個税込108円)である。
まずは気になるのり弁。コロッケ・いそべ揚げ・唐揚げが入っているけど、サイズが全体的に小さい。容器の底も浅く、ご飯の量はそれほど多くない。この1食で満足することは求めないけど、ちょっと物足りないかなあ。一瞬、安い? と思ったけど、それほど安いワケでもない。
塩むすびは新潟産の「こしいぶき」を使っているそうで、たしかにお米は美味しい。最近おにぎり類も高くなって来ているので、100円で釣りが来るのは有難い。
ホットスナックの唐揚げは、通常のローソンで販売されているものと同じ。そういえば、お店で「からあげクン」を見なかったな。ベースがローソンストア100なので、本家よりもストア100の方に店のカラーを寄せているのかな。
以上、開店初日の様子であった。それにしてもなぜここに1号店をオープンしたのだろうか。
広報担当者に話を聞くと、ここは青梅街道沿いで人通りが多い、その割には近くにスーパーがない。大きな商圏を想定しておらず、この界隈の人に親しんでもらい、地域の利便性向上を目的としてここを選んだのだとか。元にストア100があったため、通常のローソンよりも改装しやすかったのもあるようだ。
今後新たな出店も計画されているらしい。都内ではすでに小型スーパーでイオン系の「まいばすけっと」が先行し、トライアルの「トライアルGO」なども少しずつお店を増やしている、それら競合とどう戦っていくのか? 気になるところである。
