
教え子にはバイエルンの超新星や五輪銀メダリストも!日本人GKコーチが独3部と専属プロ契約「完璧な人材」
日本人プレーヤーの存在が当たり前になり、フランクフルトU-21の長谷部誠コーチなど指導者の活躍も見られるようになったドイツで、国際的には無名に近い日本人コーチがまたひとつ道を切り開いた。
1.FCケルンU-21のGKコーチとして長らく活躍し、JFA(日本サッカー協会)やKASオイペン(ベルギー2部)でもコーチを歴任した田口哲雄氏が、フォルトゥナ・ケルンとGKコーチ契約を結んだのだ。
2025-26シーズンのレギオナルリーガ西地区で優勝し、来る2026-27シーズンはプロリーグの3部に挑むフォルトゥナにとっては願ってもない“強化”のようだ。監督とスポーツディレクターを兼任するマティアス・ミンク氏は次のように歓迎している。
「哲雄が今後、我々の指導スタッフに加わってくれることを大変嬉しく思います。(前任の)スベン・バッハーが体調不良だったとき、彼はトルコでのトレーニングキャンプで代役を務めてくれていました。育成年代やプロサッカー界での豊富な経験を持つ彼は、我々のゴールキーパー陣にとって、まさに理想的で完璧な人材です」
田口氏は1.FCケルン時代、リオ五輪銀メダリストのGKティモ・ホルン(現VfLボーフム)や今年3月にドイツ代表初招集を受けた(怪我で辞退)GKヨナス・ウルビヒ(現バイエルン・ミュンヘン)などを密着指導。プロ選手としての経験こそ持たないが、独自性のある指導やサッカーへの深い造詣を武器に、GK大国のドイツで代表クラスのGKを育てるという快挙に等しい功績を残している。
新天地での始動を前に、田口氏はクラブ公式サイトを通じて「3部リーグで成功を収めるために、若く才能豊かなゴールキーパーたちと日々切磋琢磨できることは、非常にやりがいのある挑戦です」とコメント。3クラブが2万人超、11クラブが1万人超の平均観客動員(2025-26シーズン)を記録したように、独3部リーグはこのカテゴリーにおいて世界屈指の熱狂度を誇る。
フォルトゥナ、そして田口氏のチャレンジに注目したい。
■プロフィール
田口哲雄(たぐち・てつお)
1976年、埼玉県生まれ。東京外国語大学卒業後、渡独。 2006年から1.FCケルンの育成部門GKコーチとして働き始め、U-21チームのコーチングスタッフおよびU-15からU-21のGK育成を担当した。ケルン退団後はJFAコーチGK担当、KASオイペン(ベルギー2部)のGKコーチを歴任し、2026-27シーズンからフォルトゥナ・ケルン(ドイツ3部)のGKコーチを務める。1.FCケルン時代の教え子にヨナス・ウルビヒ(バイエルン)やティモ・ホルン(ボーフム)などがいる。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
【画像】乃木坂46や日向坂46の人気メンバーらJのスタジアムに華添えるゲストを特集
【記事】「信じられない経験をした」F・トーレスが日本時代を回想!「だから1年しか滞在しなかった…」
【記事】「まるで別世界にいるよう」神戸FWボージャンが母国紙に語った日本の印象。とくに感銘を受けたのは?「お気に入りになった」
