プロ野球セ・パ交流戦で、楽天の攻守のバランスが噛み合わない。負け越しが膨らみ、リーグ最下位に沈んでいる。中日との対戦ではいきなり3連敗を喫する痛恨の結末を迎えてしまった。勝率は4割を割り込んでおり、得点不足や打線の繋がりを欠くといった決定的な弱点が出ている。三木肇監督が改善の糸口を探るものの、険しい現実に入り込んでいる。
仙台メディア関係者が言う。
「深刻なのは点が取れない攻撃力不足。大誤算だったのは、オスカー・ゴンザレスら期待された外国人選手が軒並み不振に陥っていることです。助っ人が機能不全になったことで浅村栄斗や辰己涼介だけへのマークが強くなり、大きな負担が集中。開幕前から主力候補にケガ人が出たほか、前田健太のような先発投手が早いイニングで崩れ、リリーフ陣が過密になる悪循環で…」
球団はコーチの配置転換でテコ入れを図っている。さらに三木谷浩史オーナーは5月29日に石井一久GMとともにバンテリンドームを訪れ、喝を入れたが、響くことなく空回りに終わった。
「これだけ結果が出なくても安泰」は球界七不思議のひとつ
仙台メディア関係者が続けて嘆く。
「チームの全権を長く握る石井一久GMの責任を問う厳しい声が、東北で広がっています。外国人は機能せず、補強は不発続き。監督をやっても結果を出せなかった石井GMへの嫌悪感が広がっている。深刻な選手層の薄さで暗黒期を招き、これだけ結果が出ていないのに、石井GMの地位が安泰なのは、球界七不思議のひとつに数えられています」
浮上のキッカケはあるのか。最下位のドロ沼から這い上がることができるかどうか、真の底力が試されるのはこれからである。
(田中実)

