約束書に署名し、自分と約束する
▲約束書は受付で配布される
体験の締めくくりは、約束書への署名。来場者は約束書にTシャツのシリアルナンバーと日付を記入し、署名する。自分の手で署名することで、「この一枚を長く着よう」と意識するきっかけになる。
▲プレス機で仕上げ、Tシャツが完成へ
また、会場づくりにも同店のコンセプトが反映されている点に注目したい。什器には、古材や古道具を再流通させる「ReBuilding Center JAPAN」が協力。海洋プラスチックごみや廃材を使った作品づくりを行う「Pimlico Arts JAPAN」も装飾で参加している。Tシャツだけでなく、会場全体を通じて「ものを長く使う」「次の使い手につなぐ」というメッセージが込められている。
内覧会には5人のクリエイターが登壇
初日に行われたメディア向け内覧会では、今回の企画に参加した大原大次郎さん、RYU OKUBO/オオクボリュウさん、にいみひろきさん、Hermippe/ヘルミッペさん、青木謙吾さんの5人が登壇。それぞれ次のように、限定デザインに込めた思いを語った。
▲左から青木さん、Hermippeさん、にいみさん、オオクボさん、大原さん
大原さん(キービジュアルの文字を担当):
完成品というより、プラモデルのパーツのように、組み合わせた時に面白くなることを想像して作りました。いろいろなパーツを組み合わせて楽しんでもらえればと思います。
オオクボさん:
着ていくうちに馴染み、ヨレて味が出てくるというイメージをもとに、Tシャツを着たキャラクターを描きました。そのキャラクターをプリントしたTシャツを誰かが着て、また味が出ていくようなイメージで描いています。
にいみさん:
過去の捨てられた印刷物などを拾い集め、再構築する作品を作っているので、今回の企画にも合っていると感じました。United Athleの過去の広告物や印刷物をコラージュし直し、グラフィックに落とし込みました。
Hermippeさん:
祭りで思い出を持ち帰ることと、物を思い出として大事にすることには共通点があると考えました。スタンプや御朱印のように、その時の体験を重ねて、後から思い出せる図案を意識しています。
青木さん:
Tシャツの色やサイズ、図柄を選びながら悩む時間そのものが、愛着につながるのではないかと思います。組み合わせることで楽しめるデザインにしました。
▲企画に参加したクリエイターと協力企業の関係者ら
Tシャツを選び、刷り、約束するという体験を通じて、服との付き合い方を見つめ直す今回の企画。「ごみゼロの日」をきっかけに、服を長く大切に着ることについて考えたい人は、足を運んでみてほしい。
<開催情報>
「約束で買えるTシャツ店」
会期:2026年5月28日(木)〜31日(日)
会場:GoOn TOKYO
住所:東京都渋谷区神宮前6-33-14 神宮ハイツ1F
営業時間:12時〜19時(最終入場18時50分)
入場料:無料
Tシャツプリント体験:500円(税込み)
URL:https://united-athle.jp/event/yakusoku-tshirt/
(取材・文:小山田滝音)
