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「あれからマナーを考えるように」撮り鉄に罵声を浴びせられた「江ノ電ニキ」のタコス店が閉店で大行列…伝説の店主が語る今思うこと

「あれからマナーを考えるように」撮り鉄に罵声を浴びせられた「江ノ電ニキ」のタコス店が閉店で大行列…伝説の店主が語る今思うこと

「いろいろあるけど、笑って過ごせるだけで感謝」

江ノ電ニキが話題になった背景には、撮影マナーや地域との距離感をめぐる問題もあった。ただ、閉店前の店に集まった人たちは、騒動の印象だけでディランさんを見ていたわけではない。

店内では、ディランさんが客と笑い合い、写真撮影に応じ、音楽に合わせて歌う場面もあった。

初めて店を訪れたという千葉県在住の20代女性も、店内の空気に惹かれた一人だ。

「ここって、ただご飯を食べる場所じゃないですよね。みんなで歌ったり、初対面の人同士でも仲良くなったりして。実際、お店に来る人たちも、みんなすごく楽しそうでした。

写真を撮ったり、一緒に歌ったり。最後だからこそ、来られてよかったなって思いました。お店の空気も、人も、すごく温かかったです」

この日は、12時から15時までの営業だったが、14時ごろには通常メニューが完売。その後はディランさんが用意した特製メニューが提供されたという。それでも客足は途切れず、店内には、思い思いに時間を過ごす客たちの姿があった。

客たちの声が行き交う店内の光景を前に、ディランさんはこう話す。

「いろいろあるけど、こうして普通にご飯食べて、音楽聴いて、笑って過ごせるだけで感謝だなって思うんです。みんな beautiful。みんな good people。

ハッピーじゃない日もあるけど、最後は自分が決める。楽しいことやりたいなら、やった方がいい。Tomorrow じゃなくて today。

みんながいい顔していて、僕も嬉しい。本当にありがとう」

“江ノ電ニキ”の動画は、ネット上で何度も再生され、拡散された。しかし、江ノ島近くの店を訪れた人たちが求めていたのは、画面越しの面白さだけではなかった。

「HOME taco bar」の閉店は惜しまれる一方で、ディランさんが単に“江ノ電ニキ”として知られた存在ではなく、客が会いに行きたくなる店主であったことを示していた。

取材・文/鮫島りん 集英社オンライン編集部ニュース班

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