勢いで送った「もう知らない」
平日の夜、私はその日の出来事を彼に話していました。仕事で嫌なことがあって、ただ聞いてほしかっただけなのに、彼の返信が思ったより淡泊で、つい「ちゃんと聞いてる?」と詰めてしまったのです。「聞いてるよ」とだけ返ってきた画面を見て、私の中で何かがプツンと切れてしまいました。
カッとなって、「もう知らない」とメッセージを送信。送信ボタンを押した瞬間に、ちょっと言いすぎたかな、と頭の片隅で思ったのですが、ここで引いたら負けだと自分に言い聞かせて、スマホを伏せて置きました。
3分後に襲ってきた空腹
ベッドに寝転がってみたものの、心はそわそわしっぱなしです。彼は今ごろどう思っているだろう、と考えながら天井を見上げていたら、お腹がぐーっと音を立てました。そういえば、夜ご飯を食べる前に喧嘩になったのです。
冷蔵庫を覗いても、めぼしいものはありません。コンビニまで歩くのも気が重い。気づけば私は、スマホを持ち上げて、さっきの「もう知らない」のすぐ下に「お腹空いた」と打ち込んでいました。送信してから、自分で自分の行動に呆れてしまいました。怒りはどこに行ったの、私。
