
ハロー!プロジェクトのJuice=Juiceが10月9日、東京・池袋サンシャインシティの噴水広場でニューシングル「四の五の言わず颯(さっ)と別れてあげた/盛れ!ミ・アモーレ」の発売記念イベントを開催。イベント前の囲み取材にメンバーの段原瑠々、井上玲音、工藤由愛、松永里愛、有澤一華、入江里咲、江端妃咲、石山咲良、遠藤彩加里、川嶋美楓、林仁愛が出席した。
■14歳で身長165センチ超えの新メンバー、林仁愛
前作から約8か月ぶりとなるニューシングル。通算20枚目の節目となり、今作から6月に加入した新メンバー・林が参加。11人体制初のシングルとなる。
林は最年少、中学2年生の14歳だが、身長は「165センチは超えている」という高身長。リーダーの段原は「この新しい風みたいなものが今のJuice=Juiceにとって武器になると思ってて、キラキラ感を出し続けてくれたらとってもうれしい」と期待を寄せる。
ハロー!プロジェクトは1998年の誕生から27年の歴史になるが、メガネのメンバーは林が初めて。早くもファンから愛されるトレードマークになっている。記者からこの先メガネを外す機会はあるのかと質問されると、決めかねているのか、「まだ秘密。まだ分かんないので、とりあえず秘密ってことでお願いします」と、ちょっと困ったようにはぐらかしていた。
また、「やらぬ後悔よりやっちまった後悔がしたい」という、14歳らしからぬ格言めいた座右の銘を掲げている林。その心は、「自分のことをポジティブな性格だと思っていて、何事も挑戦してみようという言葉を座右の銘にして生きていきたいと思って選びました」とのこと。「座右の銘の通りにJuice=Juiceを大きくするために頑張っていく?」と聞かれると、「はい」と力強く頷いた。
■断トツの歌唱力、パフォーマンスでファンを魅了
イベントには「盛れ!ミ・アモーレ」のスカーレットの衣装で登場した11人。この曲からは、「盛れ!ミ・アモーレ」が好きだという後輩グループのOCHA NORMAが広めた“好きアモ”という新語が生まれており、段原は後輩たちに感謝しつつ、「こんなにも盛り上がるとは思っていなかったので、いい意味で想定外。とってもうれしいです」と笑顔を見せる。
ここしばらくのシングルは惜しくもオリコン1位に届いていないが、段原は「今のJuice=Juice、とってもステキだなって我ながら思っていて、オリジナルメンバーから始まって、その次に私が初めての新メンバーとして加入して、どんどん仲間が増えて、いろんな武器を生かして。ソロパートの声が映えて、『四の五の言わず~』も今のJuice=Juiceのよさが詰まったシングルだなって思います。今はそうかもしれないけど、絶対に届く日が来ると思うので、このメンバーで頑張りたいです」と力を込めた。
ミニライブは「四の五の言わず颯と別れてあげた」からスタートし、「盛れ!ミ・アモーレ」へ。段原を筆頭に抜群の歌唱力を誇り、今やハロー!プロジェクトでトップと言っても過言ではないパフォーマンス集団に成長したJuice=Juice。ライブでも十人十色の歌声と刺激的なダンスで噴水広場に集まった大勢のファンを魅了した。
なお、Juice=Juiceは現在、「Juice=Juice LIVE TOUR 2025 Queen of Hearts」と題し全国ツアーを開催中。11月19日(水)には13回目となる日本武道館での公演が決定している。ツアーの中では1公演、1人がソロパフォーマンスを披露しているが、「武道館公演は『Special Flush』という公演名で、11人みんながQueen、みんなが主役の公演になります。ツアーの集大成として、武道館でできるのがすごくうれしい。ソロパフォーマンスを楽しんでいただくのはもちろん、11人になった熱も。ソロと11人、どっちも楽しんでいただける公演にしたい」と意気込んだ。
◆取材・文=鈴木康道

