ホワイトソックスの村上宗隆内野手がIL(故障者リスト)入りし、戦線離脱した。
異変が起きたのは5月29日(日本時間30日)、本拠地シカゴでのタイガース戦。2番・一塁でスタメン出場した村上は0-2の3回一死一塁で二ゴロを打つ。併殺を阻止しようと一塁へ全力で走りセーフとなったが、その直後、右太腿裏を押さえるしぐさを見せ、代走が出されて途中交代した。
ウィル・ベナブル監督によれば、ハムストリングのグレード2で、復帰まで4~6週間になる見込みだという。
昨年までヤクルトでプレーした村上はここまで全57試合に出場し、200打数48安打の打率2割4分、20本塁打、41打点をマーク。3年連続シーズン100敗以上と低迷していたホワイトソックスを牽引し、上位争いに食い込むチームへと変貌させている。
そんな村上の活躍の背景には、メジャー仕様にフォームを変えたことがあると、野球解説者の糸井嘉男氏が指摘している。
5月30日の「せやねん!」(MBSテレビ)に出演した糸井氏は、村上のエグいところについて「ボール球は振らず甘い球は100%仕留める」とした上で、昨年と今年の村上が打席で構えている写真を2枚を並べ、こう説明した。
「構えから全然違うでしょう。これ、大谷くん効果なんです。WBCの時にベンチで大谷君としゃべっているシーン、ありませんでした? これですよ」
グリップエンドの位置を高くしたら左肘に角度がついた
ここから糸井氏はバットを持って実演。構えた時のグリップエンドの位置が以前より高くなり、左肘に角度がつくようになったという。
「これをすることによって、体の近くのスイングが強くなる。だから初速がブワーッと走る」
ここでトミーズ雅から「それは村上選手、知らんかったん?」と聞かれると、
「メジャーにいくために試行錯誤している中で、メジャーは体に近い球がよく動くので、それに対応するためにこれをやった」
さらにトミーズ健から「それ大谷選手がアドバイスしたの?」と問われると、
「そうだと思います…」
ふわっとした回答に、スタジオには微妙な空気が流れた。
どうも本当に大谷のアドバイスだったかは怪しいところだが、打撃フォームをメジャー仕様に変えたのは確かだろう。ア・リーグ本塁打首位タイだった村上にとって今回の戦線離脱は痛いが、復帰後にまた本塁打を量産してくれることだろう。
(鈴木十朗)

