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「この人、すごいなと」桂吉弥が語る、桑原征平との19年と落語家としての歩み

「この人、すごいなと」桂吉弥が語る、桑原征平との19年と落語家としての歩み

2026年6月1日(月)の「ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です」に、落語家の桂吉弥さんがゲストとして登場。長年タッグを組んできた桑原征平さんとの番組の裏側や、自身の落語家としての歩みについて話を伺った。

©️ABCラジオ

「最初は戦いに挑むような気持ちでした」

三代澤:ほんまに征平さんの相手、ようやってますよね。

吉弥:それ、よく言われるんですけど、自分では特別なことをしてる気はないんですよ。長いことやってるからかもしれないですけど。毎週土曜日の朝に集まって、今週何あったんやとウダウダ喋ってる話が、そのまま10時からの生放送にのってる感じなので。

三代澤:始まった時、僕はドキハキの土曜日をやってたんですよ。吉弥さんが征平さんの相手をすると聞いて。当時35,6歳だったんですよね。60歳を超えた征平さんの相手をするのは大変やったんじゃないかなと思って。

吉弥:最初はお互いに探り合ってる感じもあって。ずっとテレビで観ていた方だったので、正直なところ「この人、ラジオできるんかな」って、ちょっとなめてかかっていた部分がありました。

でも、いざ始まってみると征平さんは征平さんで、「テレビでは言いたいことがなかなか言えないから」と、自分の言葉で伝えたいことをずっとノートに書き溜めてスタジオに来はったんですよ。それを知って、1、2ヶ月経った頃には「あれ?この人すごいな」と。

最初は僕がおもろいこと言うて、向こうがおもろいこと言うて、みたいな戦いに挑むような気持ちだったのが、征平さんの話をもっと聞こう、僕の話も聞いてもらおう、という心境に変わっていきました。

若き日の三代澤アナは「イケイケ」だった!?

三代澤:僕からすると、関西テレビを辞めてABCに来られた征平さんは、「アナウンサー」として見たらもう全然あかんわけですよ(笑)。原稿はまともに読まれへんし、滑舌は無茶苦茶やし。

吉弥:当時の三代澤さんはイケイケでしたからね。(笑)僕が先輩の桂む雀さんから受け継いで「夕刊探検隊」という番組を担当していた頃、旧社屋の受付で三代澤さんを見かけて。受付嬢の方のカウンターに手を突いて、まるでバーカウンターで喋るかのように、「一杯いくか!?」みたいなかんじで声をかけてはって。「うわ!かっこええなぁ」と思って。

三代澤:いや「一杯行くか」は言うてへんと思う(笑)受付の人と飲んだことないし。でも誰とでも喋ってた。警備の守衛さんとか、掃除のスタッフさんとか。

ラジオがくれた「心の栄養」

三代澤:吉弥さんは比較的早い時期からお弟子さんを取りはったでしょう。「若いのに取りはったな、どうなるんだろう」と思ったけど、その後もどんどんお弟子さんが来はったじゃないですか。弟子を取ったことで吉弥さんは変わったなと思うんです。責任感というか。師匠が早くに亡くなったというのもあるんだけど、物事がなるべくしてなってるなと思うんです。

吉弥:ずっと上手くいってたかと言われるとそうではない。自分で勉強しないとあかんなと思って、レッスンルームを借りて、お客さんを集めて先輩にも来てもらったり。その時に桂三象さんという強烈な先輩に出ていただいたんですよ。皆大笑いさせてね。そしたら僕の落語なんて誰も聞いてへんわけです。

でも振り返ると「なみはや亭」の番組に呼んでもらったり、ラジオを聞いてくれた人が落語会に来てくれて「面白いやん!吉弥さん」と言ってくれた。それが心の栄養になっていました。

三代澤:征平さんは昔、関西テレビの番組で人間国宝の桂米朝師匠と一緒に仕事をしていたんですよね。それなのに、実は落語には一切興味がなくて、落語を聞かない人だった。

吉弥:落語会に来てもずっと楽屋で喋ってた。米朝師匠がいてもずっと喋ってはって、「お前うるさいねん!」と怒られるくらい(笑)。でも、そんな征平さんが最近はちょいちょい僕の落語を前で観てくれるようになったんですよ。こないだも骨折されたり、もう82歳ですけど、「100歳まで喋る!」と言ってはりますから、まだまだ元気でいてもらいたいですね。

6月7日(日)には東京のあうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)での独演会も予定されているという吉弥さん。「ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です」で放送されたインタビューの全編は、radikoタイムフリーでお楽しみいただけます。

配信元: ABCマガジン

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