・襲撃
で、先行体験会当日。私の目の前にはモニターとNintendo Switch 2 が。先述の「ワイルゾーン」や夜に行われる「ZAロワイヤル」さらには「ランクアップ戦」「暴走メガウツボット」との戦闘が先行体験会の主なメニューである。
で、まずはポケモンとの共存を目指して設置された「ワイルゾーン」に足を踏み入れると……おお、なんかいいですねぇ。街中にさり気なく、ごくごく自然に溶け込んでいるポケモンたち。最初に発見した「ミミロル」たちも心なしか楽しそうに見える。ところが……。
ミミロルが襲って来やがったッッッ!
そう、本作は「アクションRPG」の要素もあるため、画面が切り替わることなく突如として戦闘が始まるのである!! 可愛い顔してミミロルめ……迎え撃ってやる! どれだけ可愛くたって手加減しないんだから!!
……と思いきや、私がド下手すぎるあまり戦闘が始まらない。というか、戦い方がわからない。10年以上まともにテレビゲームをプレイしていない私にとってNintendo Switch 2 のボタンは多すぎる。その間もミミロルは容赦なく攻撃をしかけてくるではないか。
徐々に減り続ける体力。焦りもあってか無茶苦茶にコントローラーを操作し続けた結果、謎のローリングをエンドレスリピートする私(47歳)。そしておよそ1分後……
THE END.
まさか初っ端で出会ったミミロルにボコられるとは誰が思うだろうか? 呆然とする私にポケモン社の人が「ミ、ミミロル結構強いですよね(苦笑)」と声をかけてくれたが、そんなハズが無い。優しいウソに心の底から申し訳なくなった次第だ。
……が、戦闘に入る手順を覚えた後にミミロルとの再戦に挑むと見事にリベンジ達成! 参ったか、ミミロル!! 「私 vs 2匹のミミロル」はまさに死闘であったが、捕獲したミミロルと共に私は少なくない自信を手に入れた。
・オヤブンヘルガー
確実に俺の腕は上がっている……! 次に目を付けたのはいかにも強力そうな「オヤブンヘルガー」で、ミミロルとは比較にならないほど強いのだろう。だがこちらにはある程度育成済みの「ギャラドス」がいる……!! 弱点を突けば大金星も夢ではあるまい。……が。
~ Fin ~
私がヘルガーに蹴散らかされた回数は、合計3回。ヘルガーはそれこそ無慈悲なほど強く「もうラスボスですか?」と感じざるを得なかった。あれ、ヘルガーって伝説のポケモンだっけ……?
当初は「ギャラドスなら勝てそうですね(ニッコリ)」と声をかけてくれたポケモン社の人も、ヘルガーに手も足も出ない私のプレイイングに「な、慣れてないだけですから……」と声を絞り出すのがやっとのご様子。
7分前に出会ったおっさんに気を遣わせてしまい本当に申し訳ない……! なぜ私の身守り当番になってしまったのか? あまりの心苦しさに土下座しかけたことは内緒である。
そんなもんだから「ZAロワイヤル」「ランクアップ戦」「暴走メガウツボット」も勝てるワケがない。途中までは「惜しい!」「こうしたらいいかもしれません」と声をかけてくれたポケモン社の人も、
いつしか忍(しのび)のように気配を消していた。
