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阪神・矢野燿大元監督がセ・パ交流戦を深掘り解説「パ・リーグの投手と打者」何がやりにくいのか

阪神・矢野燿大元監督がセ・パ交流戦を深掘り解説「パ・リーグの投手と打者」何がやりにくいのか

 交流戦が苦手といわれる阪神はこれまで日本ハム、ロッテと戦い、2勝4敗。5月31日のロッテ戦(ZOZOマリン)に2-4で敗れると、勝ったヤクルトと入れ替わってセ・リーグ首位から陥落した。

 近年のタイガース交流戦成績を振り返ると、2021年11勝4敗(2位)、2022年12勝6敗(2位)、2023年7勝10敗1分(9位タイ)、2024年7勝11敗(10位タイ)、2025年8勝10敗(8位タイ)。ここ3年は負け越しているので、苦手だという印象が強くなったのだろう。

 2021年、2022年と大きく勝ち越した時の阪神監督だったのは矢野燿大氏。6月1日に「よんチャンTV」(MBSテレビ)に出演すると、自身の交流戦を振り返っている。
 レギュラーシーズンと交流戦では意識は違うのかと問われた矢野氏は、
「やりにくいのはやりにくい。流れが変わる可能性があるので。得意という印象はなかったんですけど、選手がよく頑張ってくれましたね」

 セ・リーグの打者はパ・リーグの投手を打てないと言われてきたが、これについてはどうか。
「パ・リーグは球が強くて変化球も切れのある投手が多い。力の勝負をしてるな、という感じがある。速い直球、速い変化球があるんで(配球を)読んで打つというが難しい」

 一方、パの打者については、
「しっかり振り切る選手が多い」
 とした上で、セ投手は力勝負よりも変化球を生かす配球が有効だと説明した。
「パ・リーグはどんどん振ってくるので。例えば変化球を空振りしたら、どうしてもバッターは変化球を空振りしたくないという心理になる。しかしパ・リーグのバッターはあまり関係なくどんどんストレートのタイミングで振るので、変化球で空振りしたから、あえて裏をかいてストレートでいこうというのが通用しない。低めに変化球を丁寧に投げていく配球の方が、パ・リーグのバッターには通用しやすい感じはある」

掛布雅之OB会長は「交流戦で突き抜けるセ・リーグ球団はない」

 そんな矢野氏が阪神のキーマンに指名したのは中継ぎ陣だった。
「ドリス、岩崎の2人が頑張っている間に、誰かが復調してほしい。優勝のキーになるのは中継ぎ。安定するピッチャーが1人、2人、3人出てきたら、タイガースは確実に優勝という形になってくると思う」

 阪神OB会長の掛布雅之氏は6月1日更新の自身のYouTubeチャンネルで、こう言っている。
「借金を作って交流戦が終わるかもしれないけど、大きな傷口にはならない。この交流戦で突き抜ける(セ・リーグの)チームはない」
 となれば、阪神は気楽に戦ってもいいのではないか、と思ってしまうのだった。

(鈴木十朗)

配信元: アサ芸プラス

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