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「彼は誰にも相談せずチームを去った」ダビドビッチフォキナが明かした“突然のコーチ離脱”…辞めたプエルタは反論「我慢の限界だった」<SMASH>

「彼は誰にも相談せずチームを去った」ダビドビッチフォキナが明かした“突然のコーチ離脱”…辞めたプエルタは反論「我慢の限界だった」<SMASH>

男子テニス世界ランキング23位のアレハンドロ・ダビドビッチフォキナ(スペイン)が、元プロ選手のマリアノ・プエルタ氏(アルゼンチン/男子元9位/47歳)とのコーチ契約を解消したことが明らかになった。両者は今年1月にタッグを結成したが、開催中の四大大会「全仏オープン」を最後に、突然の別れを迎えた。

 今大会2回戦でチアゴ・アグスティン・ティランテ(アルゼンチン/現60位)に敗れた26歳のダビドビッチフォキナは、記者会見でダミール・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ/同87位)との1回戦後にプエルタ氏が独断でチームを離脱したことを報告。その際、「彼は誰にも相談せずにチームを去った。人として誠実な対応ではなかった」と不満をあらわにしていた。

 ダビドビッチフォキナの説明によれば、1回戦後に昼食を取ったプエルタ氏は「体調が悪い」としてホテルへ戻ったという。ところがその数時間後、同氏から「もう仕事は続けない」という趣旨のメッセージが届き、そのまま飛行機でマイアミ(アメリカ)へ飛び立ったとのことだ。

 これに対し、プエルタ氏はスペインメディア『Punto de Break』の独占インタビューで「理由もなくチームを去ったわけではない」と反論。その上で詳細を伝えた。

 いわく、半年近くダビドビッチフォキナと行動を共にする中で、チーム全体が課題と感じていたメンタル面や感情コントロールに改善が見られず、「我慢の限界に近い状態」だったという。また、ジュムホール戦では励ましの声を掛けた際、「俺が疲れているのがわからないのか? もう二度と何も言わないでくれ」と強い口調で返されたことも告白。「そうした出来事が積み重なった結果、ついに糸が切れた」と明かした。
  直後には自身の体調面にも異変を感じ、ダビドビッチフォキナのマネージャーやトレーナーに離脱の意向を報告。その後、ホテルから同選手へ長文のメッセージを送り、自身の考えや改善点を率直に伝えたとしている。これに対し、ダビドビッチフォキナからは「明日話そう」と返信が届いたそうで、「もし『残ってほしい』と言われていたら、彼との仕事を継続するつもりだった」とも明かす。

 しかし翌朝、チーム関係者から「自分で航空券を手配して出て行ってほしい」と伝えられたことで状況は一変。これ以上タッグを続ける意味はないと悟り、荷物をまとめてパリを離れたという。ただし、ダビドビッチフォキナが会見で「何も説明してくれなかった」と話したことについては、「全てメッセージに記した」と否定。その内容はチーム全員にも共有していたと続けた。

 一方でプエルタ氏は、ツアー未勝利ながら、昨年11月に世界ランキングで初のトップ15入り(14位)を果たしたダビドビッチフォキナへの敬意も口にしている。「彼は素晴らしい青年で、驚異的な身体能力を持っている。メンタル面さえ改善できれば、止めるのは非常に難しい選手になる」と期待の言葉を送った。

 両者の主張には隔たりがあるが、今回の契約解消の背景には、コート上での振る舞いや課題への取り組み方を巡る長期的なすれ違いがあったようだ。

文●中村光佑

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配信元: THE DIGEST

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