スマホ=時間のムダと考えがちだが、使い方次第で勉強の心強いパートナーに変えることもできる。英語学習・AI活用など多分野で講師として活躍する谷口恵子氏は、スマホを「インプットツール」にカスタマイズし、「スマホ時間」=「学習時間」にしているという。
スマホを「最強の学びパートナー」に変える3つのアイデアについて、『最小のインプットで最大の結果を出す ずるい勉強法』(かんき出版)より一部抜粋、再構成してお届けする。
スキマ時間で濃い学びを「学び専用タイムライン」
スマホは「最大の時間泥棒」と言われることもありますが、実は使い方を変えれば「最強のインプットツール」にもなります。
・本を読む時間がない
・勉強する場所がない
・忙しくて学ぶ余裕がない
そんな人こそ、スマホ学習の効率性を最大限に活かすべきです。ここでは、スマホ1台で「圧倒的にラクで、しかも成果が出るインプット術」を3つご紹介します。すべて今日からすぐに使える方法です。
Xの「リスト機能」を使って「学び専用タイムライン」を作る
SNSは時間の浪費につながりやすく、学びの敵になることもありますが、うまく使うと良いインプット教材にもなります。特にXのリスト機能を使うのがおすすめです。
【学びたいテーマごとに「リスト」を作る】
・AI学習リスト
・英語学習リスト
・業界ニュースリスト
・ライフハックリスト
・心理学リスト
こんなふうに、学びたいテーマごとに「リスト」を作りましょう。
【フォローではなく「リストに入れる」ほうがよい理由】
たくさんのアカウントをフォローするとタイムラインがごちゃごちゃして、全部見るのが大変です。「もしかしたら大事な情報を見逃してしまうかもしれない!」そんな危機感で全部見ていたら、時間がかかります。
でもリストに追加しておけば、そのテーマでインプットしたいときだけピンポイントで情報を取りに行けます。
Xを開くときは、「能動的にリストを選び新しい投稿だけを読んでインプットする」、というように決めておけば、ダラダラXを見ることがなくなります。
【空き時間の30秒が「高密度な学び時間」になる】
・電車待ち
・信号待ち
・仕事の休憩時間
こうした細切れ時間にリストを開くだけで、濃縮された学びが流れ込んできます。30秒あればざっと見るだけなら10個以上の投稿を見られます。その中で気になったものだけあとで読み返してもいいですね。
余計な投稿が少ないので、脳の負荷も低くなります。関連する情報がさまざまな視点から入ってくることも多く、理解が深まりやすいので、インプット効率は圧倒的に高まります。
情報整理はAIにおまかせ「AI先生活用法」
スマホで使えるものの中でも、生成AIは最強のインプット効率化ツールです。
【使い方1:「知りたいこと」を3行で整理してもらう】
AIは情報を「短く・わかりやすく」要約したり、言い換えたりするのが得意。
・○○の本の要点を3行でまとめて
・○○の概念を初心者向けに具体例つきで説明して
・この資料を高校生でもわかるように説明して
このように指示すると、数秒で回答してくれて、格段に理解しやすくなります。
【使い方2:情報整理をしてもらう】
AIはややこしい情報の整理もスピーディーにしてくれます。
・AとBの違いをわかりやすくして
・○○のメリット・デメリットを整理して
・このテーマの重要な観点を説明して
こうした情報整理ができると理解が一気に深まります。
【使い方3:「あなた専用インプットリスト」を作らせる】
AIがウェブ検索と連動できるようになり、「実用的なインプット情報のリストを生成する」ことも得意になりました。
・AI初心者が今学ぶべき10トピックを教えて
・今月の○○関連のニュースで重要な3本をまとめて解説して
・イギリスに興味がある人向けの英語のおすすめポッドキャストを教えて
このような質問をして回答をもらえば、インプットすべきものが整理されますし、自分では見つけられなかった情報や教材が見つけられることも多々あります。
生成AIが出てくる前までは、何かを素早く学びたかったら本を読んだり、Google検索したり、新聞やウェブでニュースを読んだりしたと思いますが、今はまず「インプットすべきものをAIに聞く」が正解です。

