
雑誌『レタスクラブ』では、UVケアに関する疑問を読者アンケートで大調査。その結果をふまえ、多くの人が悩んでいる紫外線対策について、皮膚科専門医に教えてもらいました。今回は、意外と知られていない「日焼け止めの落とし方」や「日常生活で紫外線から肌を守る方法」をご紹介します。

教えてくれたのは▷皮膚科専門医 泉 さくら先生
COCOメディカルクリニック院長。漢方医でもあり、オリジナルの漢方やコスメの処方も行なう。雑誌、テレビなどメディアにも多数出演中。
日焼け止め落とす編
日焼け止めはコスメと同じように、きちんと落とさないと肌荒れの原因になることも。寝る前にしっかり落としましょう。■Q.体用のSPF50も落としづらいの?
正解:石けんで落ちるタイプでなければ体もクレンジング剤を使うのがおすすめ
「SPFの数値が高いと耐水性も高いものが多い傾向が。石けんで落ちるタイプでなければ、首や手などたっぷり日焼け止めを塗った部分はクレンジング剤を使うほうがよいでしょう。落とし残しがあると炎症の原因になることがあります」
■Q.メイクをせずに日焼け止めだけの日でもクレンジングが必要?
正解:特にウォータープルーフはきちんとクレンジングを

「メイクをしていなくても、日焼け止めを塗っていたらクレンジング剤で落としましょう。特にウォータープルーフのものは耐水性が高いため、ほとんどのものが洗顔だけでは落ちません。クレンジング剤を使ってきちんと日焼け止めを落としてから、ふだんのケアで保湿をしっかりと」
■Q.肌にやさしい上手な落とし方は?
正解:オイル系を使い乳化させてこすらない
「肌をこすらず、素早く落とすことを意識しましょう。クレンジング剤はあまりこすらなくていいオイル系がおすすめ。オイルを塗ったらぬれた手で肌に触れて、オイルを乳化させるだけでOKです」

オイルクレンジングを顔全体に塗ったら、手をぬらし、肌にやさしく触れて5秒ほどおく。白く乳化したらぬるま湯で洗い流したあと、素早く洗顔。
■Q.落とすときに気をつける場所は?
正解:Tゾーンや耳の後ろの落とし残しに注意
「皮脂がよく出るTゾーンや耳の後ろは落とし残しの多い場所。ここは意識してたっぷりとオイルを塗布し、しっかり落としましょう」
UVケア生活習慣編
日焼け止めを塗ること以外にも、紫外線から肌を守る方法があります。日常生活で紫外線を寄せつけない工夫を取り入れて。
■Q.目に紫外線を受けただけで日焼けするって本当?
正解:脳が反応して日焼けに。サングラスで予防を

「目から紫外線を浴びるだけで日焼けをするのは本当です。目から紫外線が入ると脳が錯覚を起こして、自分を守らなければと全身にメラニンを生成して日焼けを起こします。日ざしの強い日はサングラスで日焼け予防を」
■Q.のむ日焼け止めって何?
正解:抗酸化作用のあるサプリ。塗る日焼け止めのサポート的存在
「"のむサプリ"とうたっている製品の多くは、抗酸化作用のあるサプリメント。体によい効果はあるかもしれませんが、のんだから日焼けしないと思うのは危険です」
■Q.日焼け止めを塗れば帽子や日傘はいらない?
正解:日焼け止めと併用して紫外線防御効果を高めましょう
「紫外線対策には、日ざしを遮る帽子や日傘が役立ちます。特に日焼け止めの塗り直しができないときには、帽子や日傘があると安心。日ざしの強い季節は日焼け止めと併用して、UVカット効果のある帽子や日傘でしっかり対策して」
■Q.全く日を浴びないほうがいい?
正解:実は一日1回10分程度、太陽を浴びるのが大切
「免疫力アップや丈夫な骨作りに欠かせないビタミンDの生成には、一日に5~10分ほどUV-Bを浴びる必要があります。UVケアをしていたら、手のひらを日光に当てるだけでも充分です」
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サングラスをつけるだけでも日焼け止め対策に。未来の肌を守るために今できることから始めましょう!
イラスト/芝 りさこ 編集協力/山本美和
文=徳永陽子

