最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
脳トレ四択クイズ | Merkystyle
狩野英孝がネットニュースの記事に「非難殺到?どこが??」→気になったので批判コメント数えてみた結果

狩野英孝がネットニュースの記事に「非難殺到?どこが??」→気になったので批判コメント数えてみた結果

狩野英孝がネットニュースの記事に「非難殺到?どこが??」→気になったので批判コメント数えてみた結果

 「非難殺到」と報じられた投稿は、本当に“炎上”していたのでしょうか。

 お笑い芸人の狩野英孝さんが6月3日、自身のX(旧Twitter)で、一部ネットニュース記事に対し「非難殺到?どこが??」と疑問を呈しました。

 発端となったのは、狩野さんが後輩芸人から9年越しに映画「君の名は。」のソフトを返却されたと報告した投稿です。これをめぐり、SmartFLASHは「借りパク」への非難が殺到したと報じました。

 では実際に、どの程度の非難が寄せられていたのでしょうか。おたくま経済新聞が元投稿の反応を確認したところ、目立っていたのは批判とは少し違うものでした。

【元の記事はこちら】

■ SmartFLASH「非難殺到」報道に本人が異議

 狩野さんは6月2日に、「9年前に貸した「君の名は」が帰った来た。正式には無くしたっぽいので、新しく買ってきたらしい‥わざわざありがとう。。」とつづり、お笑いコンビ「パーパー」のあいなぷぅさんから映画「君の名は。」の映像ソフトを返却されたことを報告しました。

 投稿には、ソフトを手にした狩野さんと、手を合わせて謝るあいなぷぅさんの写真も添えられており、少なくとも投稿の文面や写真からは、2人の間に深刻なわだかまりがあるようには見受けられません。

狩野英孝さん6月2日の投稿

 一方、SmartFLASHは6月3日配信の記事で『狩野英孝、“女芸人”から9年ぶり「アニメ作品」返却をほっこり報告も…「借りパク」非難殺到で逆効果』と報道。

 記事内では「人のもの何年も返さない人は嫌い」「9年もたってるなら借りパク案件でしょ」といったX上の反応を紹介しました。なお、この記事はYahoo!ニュースなど外部サイトにも配信されています。

 すると同日、Yahoo!ニュースに配信された記事を見た狩野さんが、この記事を引用して反応。「非難殺到?どこが??」「無理して炎上案件しなくていいよ」「ラジオでネタにしてきた流れがあってのコレだから」と投稿し、記事で示された「非難殺到」や「炎上」という見立てに、はっきりと疑問を呈しました。

 さらに記事が無記名だったことから、「この記事書いた人の‥君の名は?」と、「君の名は。」になぞらえたコメントも添えています。

狩野英孝さん6月3日の投稿

■ リプライを確認 「非難殺到」状態の「炎上」だったのか

 ネットニュースでは、有名人のSNS投稿をめぐり、「炎上」や「批判殺到」といった反応が取り上げられることは少なくありません。もっとも、こうした表現の使用に明確な基準があるわけではなく、どの程度の批判が集まれば「炎上」といえるのかは、媒体や記事によって判断が分かれるところです。

 とはいえ、少なくとも多数の反応のうち批判的な意見がごく一部にとどまっている場合、それを「非難殺到」や「炎上」と表現することには慎重さが求められます。

 おたくま経済新聞が狩野さんの元投稿のリプライ欄を確認したところ、執筆時点で1069件のリプライ・170件の引用リポスト※が寄せられていました。しかし、その大半はいわゆる「インプレゾンビ」(インプレッション目的のアカウント)とみられる投稿です。
※引用リポスト数は、Xの投稿詳細データに記録された「quote_count」を参照。

 Xの仕様上、すべての投稿を目視できるわけではありませんが、見られる範囲で一つずつ内容を確認したところ、「人に借りたものを無くすって」「9年はほぼ借りパクだろ」といった批判的な意見は確かに存在しました。

 記者が目視で確認できた数は、リプライ349件、引用リポスト94件の計443件でした。確認は3回繰り返して行い、そのうち批判的な意見と判断したものは15件。ただし、他ユーザーのコメントを転載したとみられる「インプレゾンビ」の投稿を除くと、14件となります。

 なお、参考までにXのAI「Grok」にも確認を依頼したところ、批判的な意見は「10〜25件程度(全体の1〜2%程度)」との回答でした。

 一方、その他のコメントは「ちゃんと買い直して返したのは偉い」「9年ぶりに返ってきてよかった」「なくしたままにせず補填して返したのは誠実」といった好意的な意見がほとんどを占めます。

 狩野さんの反論投稿の中で「ラジオでネタにしてきた流れがあってのコレだから」とあるとおり、もともとこの件はラジオで話題にされていた背景があります。少なくとも文脈を知るファンの間では、今回の返却は“オチ”として受け止められていたようです。

■ 「非難殺到」よりも「インプレゾンビ殺到」が実態

 記者が今回確認できた範囲では、「批判的な意見は確かに存在した」。しかし、「非難殺到」と表現できるほど批判が集中していたかについては疑問が残ります。

 記者が確認した計443件のうち、批判的意見と判断したものは14件でした。確認できた範囲を母数に単純計算すると、割合は約3.1%にとどまります。少なくともこの範囲では、SmartFLASHの記事にある「非難殺到」や「炎上」という表現との間に、少なからぬ隔たりがあるように感じられました。

 ちなみに今回の投稿に限っていえば、「非難殺到」よりも「インプレゾンビ殺到」と表現した方が実態に近かったかもしれません。

 念のため、匿名掲示板「5ちゃんねる」および女性向け掲示板「ガールズちゃんねる」についても確認しましたが、狩野さんの当該ポストを主題としたスレッドや、大規模な議論が発生した形跡は確認できませんでした。

 あるにはあったのが、ガールズちゃんねるに立てられた、今回のSmartFLASHの記事をもとにしたスレッドです。ただ、その中でも「これくらいで非難されることなのか」といった趣旨の意見が目立ち、ここでも炎上状態とは言い難い状況でした。

■ SmartFLASH編集部に照会

 そこでおたくま経済新聞では、SmartFLASH編集部に対し、次の2点に絞り質問状を送付してみました。

(1)「非難殺到」と判断した反応を、どの媒体・投稿欄・SNS上で確認したのか

(2)記事執筆時点で確認していた批判的反応のおおよその件数

 同記事では「Xの反応」として複数のコメントが紹介されていましたが、記者が確認した範囲では、「非難殺到」と表現できるほどの反応は確認できませんでした。そのため、SmartFLASH編集部がどの場所で、どの程度の批判的反応を確認していたのかを知るのは、記事の根拠を検証するうえで重要な点と考えます。

 また、記事内で紹介されたコメントはいずれもネット上に公開された投稿とみられます。公になっているコメントを根拠として「非難殺到」と表現したのであれば、その確認場所や大まかな件数について、取材源秘匿の対象になる性質のものではないと考えています。

 質問状は6月4日12時18分に送付。速報性を考慮し、回答期限はいったん同日17時としました。ただし、期限までの時間が短いことから、「確認にお時間を要する場合は、その旨をご一報いただけましたら、可能な範囲で調整いたします」とあわせて伝えています。

 しかし、期限時刻までに回答や期限延長の申し出はありませんでした。

 念のため、翌5日12時まで待機したうえで本稿の公開準備を開始しましたが、掲載時点でも回答は届いていません。回答があり次第、記事に追記する予定です。

<参考・引用>
狩野英孝さん公式X(@kano9x
SmartFLASH:狩野英孝、“女芸人”から9年ぶり「アニメ作品」返却をほっこり報告も…「借りパク」非難殺到で逆効果

(宮崎美和子)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 宮崎美和子 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026060505.html

あなたにおすすめ