
『FIFAパワーランキング』って何? 個々の選手パフォーマンスを測定して可視化。ヴェンゲルは「新たな世界基準を確立する」と強調
北中米ワールドカップの開幕を前に、FIFA(国際サッカー連盟)は、大会期間中の個々の選手パフォーマンスを測定し、可視化する新たなデータ主導のシステム『FIFAパワーランキング』の導入を6月5日に発表した。
この画期的なランキングシステムは、FIFAの独占的エネルギーパートナー『Aramco』との初の主要なグローバルコラボレーションとして実現する。
FIFAが保有する広範かつ独自の試合データに完全に基づき、「Enhanced Football Intelligence」アルゴリズムによって駆動されるこのシステムは、選手が試合の主要な局面でどのようにプレーしているかについて、客観的な洞察を提供することを目的としている。
開発は、FIFAのグローバル・フットボール・デベロップメント部門のチーフであるアーセン・ヴェンゲル氏の指導のもと、サッカー専門家チームによって進められた。従来の統計では捉えきれなかった選手の個性や貢献度を、FIFAが誇る世界トップレベルのパフォーマンスデータを用いて評価するという。
ヴェンゲル氏は、「新しいFIFAパワーランキングでは、すべての選手が攻撃、創造性、守備にわたる客観的な試合データを通じて測定され、サッカーにおける個々のパフォーマンスの新たな世界基準を確立する」と、その意義を強調した。
『Aramco』のコーポレートコミュニケーション担当シニアバイスプレジデントであるハリド・A・アル・ザミル氏は、「Aramcoでは、データとテクノロジーがビジネス全体のイノベーションを推進し、大規模なインパクトをもたらすうえで重要な役割を果たしている。ファンを試合に近づけ、洞察と分析を通じてFIFAワールドカップの体験を向上させるこの画期的なデータ主導プロジェクトでFIFAと協業できることを誇りに思う」とコメントしている。
このランキングは、ファン、メディア関係者、放送局に対し、より豊かなストーリーテリングや専門的な分析、議論を通じて、大会や世界のトッププレーヤーと関わる新たな機会を創出することが期待されている。
各試合において、規定のプレー時間を満たしたすべてのフィールドプレーヤーは、「攻撃」「創造性」「守備」の3つの中核的なパフォーマンス分野で、0から10のスコアを付与される。ゴールキーパーは「ボール保持時」と「ゴール守備」の2つのカテゴリーで評価される。
ランキングは、全チームが1試合目を終えた第1ラウンド終了後に公開が開始され、以降は毎試合後に更新される。
FIFAは、各カテゴリーの上位100選手を掲載した順位表を公表し、これは試合ごとのパフォーマンスと大会を通じたパフォーマンスの両方を反映したものとなる。スコアは各試合の終了後、4時間以内に利用可能になる予定だ。
『FIFAパワーランキング』は、ファンをより深く試合へと引き込み、FIFAワールドカップのすべての試合をめぐる物語を深化させるために設計されている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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