外していたはずの人が、外されていた
そこから、抑えられていたものがこらえきれず、どっとあふれ出るかのように本音が集まってきました。
あの人の仕切りに、みんな疲れていたこと。逆らえずに合わせていただけだったこと。誘いを断れば次は自分が外されてしまう。だから黙っていた。そんな関係が、ずっと続いていたようでした。
私を外したつもりのあのメッセージが、かえってみんなの我慢の蓋を開けてしまったのです。気づけば、返事をもらえずにいたのは、私ではなくなっていました。
そして...
やがて、私のスマホに新しいチャットの通知が届きました。
「新しいグループ、作ったよ。来て」
「ありがとう。参加するね」
声をかけてくれたのは、あの画像を送ってくれた友人でした。
先日のランチには、あの人以外が集まりました。あの人の席は、もう誰も用意していませんでした。私を外そうとした手が、最後に手放したものを思いながら、私は新しいメニューを開いていました。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
