
「おいしい映画祭プラス」は映画を“観る”だけでなく、“食”を通して作品世界を五感で味わう「新しい体験型映画祭」。映画、食、地域、人を繋ぐ場として、2022年から愛知県で開催されている。

ミッドランドスクエアシネマ2での1日目は「食でつながる映画の1日~旅する“おいしい物語”~」をテーマにした作品を上映。原田知世&大泉洋共演、北海道を舞台にしたヒューマンドラマ『しあわせのパン』(12)では、トークゲストとして三島監督、森谷雄プロデューサーが登壇する。

沖縄産のラム酒作りに挑んだ女性の実話をベースにした伊藤沙莉主演映画『風のマジム』(25)では芳賀薫監督と、沖縄居酒屋ゆいゆいの大城節子による三線生演奏も披露される。
「オーガニックの母」と称されるアメリカの料理人で活動家のアリス・ウォータースを追った日本発のドキュメンタリー映画『食べることは生きること~アリス・ウォータースのおいしい革命~』(24)では、食にまつわるパネルディスカッション&抽選会を予定。

ミッドランドスクエアシネマ2での2日目は「食でつながる映画の1日~食を通じた“人生と物語”~」をテーマにした作品を上映。「おいしい映画祭2025」でグランプリなどを受賞した小澤亮介監督の最新短編『朝が来るなら逃げないつもり』の舞台挨拶では、小澤監督、村上史絵良、福永紗希、岩井久美子が登壇する。

また、當真あみと齋藤潤共演の青春ラブストーリー『ストロベリームーン 余命半年の恋』(25)では酒井麻衣監督がトークゲストとして登壇。町中華の魅力を全面に打ち出した人情“タクシードライバー飯”ドラマ「ザ・タクシー飯店」(1話~3話を上映)では、トークゲストに主演の渋川、片桐健滋監督を迎える。

シアター前のスペースでは、映画祭のコンセプトや映画にちなんだマルシェを開催。人気店「BREAD IWASAKIDAI」とコラボしたパン(4日のみ)や、『風のマジム』のモデルになった国産ラム酒「COR COR(コルコル)」を使ったラムコークの販売(4日のみ)のほか、ジャムやはちみつ、グラノーラ、ジビエ料理なども楽しめる。翌5日には、『ストロベリームーン 余命半年の恋』の劇中に登場するからあげをイメージした“からあげ”や、「ザ・タクシー飯店」を観たあとに無性に恋しくなる熱々の「町中華」が登場。映画館の前のエリアには、毎回人気のキッチンカーも並び、夏らしく「トマトすくい」も開催される。

東別院テラスホールでの1日目は「特別な夏の思い出を!」というテーマで映画『見え見え』(25)を上映。舞台挨拶では、大黒柚姫、平野、酒井直斗、フルヤカツトシ監督らが登壇する。愛知県犬山市で撮影された本作の撮影秘話や、タリン・ブラックナイト映画祭での裏話などにも期待したい。また、みか@ライスペーパーネキ、甘党男子、平野ら愛知県出身&縁あるアーティストたちによるおいしい音楽祭LIVEも開催される。

東別院テラスホールでの2日目は「家族で楽しむ特別な夏の1日」というテーマで、第一部『映画 おしりたんてい カレーなる じけん』(19)を上映し、クイズ大会を実施。現在放送中のテレビドラマ「ネタジョ」に主演している辻凪子が監督、主演を務める映画『I Am Jam ピザの惑星危機一髪!』(26)も上映され、ゲストに辻も登壇する。そのほか、サンミュージック名古屋製作作品や映画祭コンペ受賞作も一挙上映される。

同ホール前(&屋内)にも、人気のキッチンカーやマルシェが集結。「いちごのしあわせ」マーコのフレッシュいちごのかき氷やいちご飴、Dim’s ディムのスリランカカレー、おにぎり屋MusBiのおにぎりに、わらび餅、生ドーナツ、まるは食堂、韓国屋台メニューなど充実のマルシェが堪能できる。

映画やライブ、グルメが欲張りに楽しめる「おいしい映画祭プラス」。いよいよオンラインでのチケット発売もスタートしたので、早めに購入していただきたい。
文/山崎伸子
