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KEY TO LIT「絶対デビューするので楽しみにして」未来への決意を込めた“奇天烈”アリーナツアー

KEY TO LIT「絶対デビューするので楽しみにして」未来への決意を込めた“奇天烈”アリーナツアー

KEY TO LIT (左から)佐々木大光、井上瑞稀、岩崎大昇、中村嶺亜、猪狩蒼弥
KEY TO LIT (左から)佐々木大光、井上瑞稀、岩崎大昇、中村嶺亜、猪狩蒼弥 / ※撮影=阿部岳人

岩崎大昇、井上瑞稀、中村嶺亜、猪狩蒼弥、佐々木大光からなるジュニア内の5人組グループ・KEY TO LIT(キテレツ)が10月5日に「KEY TO LIT Arena Tour 2025 WAKE UP THE FOOL」の千葉・ららアリーナ東京ベイ公演を開催し、公演前に囲み取材を実施した。

■ステージに大きな「奇天烈」の文字…KEY TO LITらしさをアピール

KEY TO LITは2025年2月16日に結成された新グループ。2025年9月20日の大阪公演を皮切りに、5都市20公演、約20万3000人を動員するツアーを開催中。岩崎は「あっという間でした。3都市目ですが、本当に初日はめちゃくちゃドキドキでした。リハーサルをずっと重ねてきても、本番になるまで全然わからないですし、どんどんとお互いにいろんな部分が見えてきて本当に楽しいです」と手応えを感じた様子。

オープニングは岩崎のソロからスタートするという珍しい構成。発案した猪狩は「誰も見たことないことがないようなオープニングを作りたいと思って考えました。KEY TO LITという名前をもらっちゃっているから『どんな奇天烈だ?』という期待があると思ったので(笑)。オープニングは5人でバーン!と出てくるものが多いんですが、あえてセンターの(岩崎)大昇のソロから始めたいっていう思いがありました」とこだわりを明かした。

そんなライブで感じられる“KEY TO LITらしさ”を聞かれた猪狩は「ステージにでかでかと『奇天烈』って書いてある(笑)。それに、衣装さんに奇天烈な衣装お願いしますって言ったら『奇』って書いてあった。僕らの周りの皆さんも奇天烈です(笑)」と語り、腕を広げて衣装を見せる一幕も。


■知名度拡大を目指すが「コロ助さんが強い」デビューへの思いも

目指すKEY TO LITの姿について聞かれると、井上は「大百科超えじゃないですか?」と「キテレツ大百科」を交えて笑いを誘う。猪狩は「今は“キテレツ”って言うと、僕たちの名前よりも他の奇天烈が思い浮かぶと思うんですけど、ゆくゆくはあの嵐さんみたいになりたいです。“嵐”っていう現象があるけど、その嵐よりも5人の顔を思い浮かぶと思うので、そうなれるように。奇天烈という概念より先に俺たち5人の名前が浮かぶようにしたいなと思うんですけど…やっぱコロ助さんが強い(笑)。そこは超えて行かないと」とライバルを明かした。そんな中、佐々木は「メンバーそれぞれの誕生日にコロ助のポーチをあげました」と「キテレツ大百科」を意識しているエピソードも飛び出した。

2月に結成したばかりのグループだが、チームワークは「めちゃくちゃ良い」と自信をのぞかせる。井上は「もともとグループ結成前から交流はありましたから、スタートダッシュは早かったと思います」と言い、猪狩は「グループが違えど舞台とかで一緒の作品を作ることを7~8年やってきたので、そこのすり合わせは苦労はしなかったです」と明かした。

今回のツアーロゴを担当した中村は「今回のライブのタイトルにもいろんな思いが込められているんですが、ロゴにもいろんな思いを込めました。僕らにはこれから無限の可能性があるという意味で、昔不可能だと言われていた青いバラを描きました」と語り、岩崎は「タロットカードの“愚者”も描いています。タロット界では一番弱いカードですが、逆に言うと何にでもなれるから一番強いカードでもあるので、それが僕達と通じるところがあるなと思いました」と共通点を明かす。また、中村は美容にも力を入れているようで「気づいていますか?KEY TO LITになってから、みんなのビジュアルが3段階くらいあがってることを。みんなの美容も管理しています」とアピールした。

KEY TO LITの目指す先は「国立競技場でのライブ」だという。猪狩は「今年Snow Manさんのライブを見に行かせていただいてより強く思いました。SMAPさんや嵐さんが国立競技場でライブをしたということは知っていたのですが、生で見たことはなかったので。その中ですごく身近な先輩が国立競技場に立つというストーリーや、そこに立つ偉大さを見たときに、心が震えました。絶対僕たちもこうなりたいと思いましたし、僕たちならできるんじゃないかな?と謎の自信に満ち溢れています。自分たちを信じないとできないと思うので、絶対に立ちたいと思います」と宣言。デビューについて岩崎は「デビューは目指すというより、通り道だと思っています」と言い、中村は「いつデビューするとは言えませんが、絶対僕たちはデビューするので楽しみにしていただければ」と胸を張った。

■メンバー全員が持ち合わせる奇天烈さ

メンバーの“奇天烈”なエピソードの話題では、メンバー全員について言及された。中村は「(井上)瑞稀はテーマパークに5人で遊びに行って、休憩中のレストランでみんなでいるのにガチ寝するっていう奇行もありました」と明かし、井上は「眠くなっちゃうんです。すみませんマイペースで…もしMCとかで寝てたらすみません(笑)」と笑いを誘った。

続けて中村は「大昇は打ち合わせ中に、僕たちが1時間ぐらいかけてこうしようって言っていた意見を、革命児のようにひっくり返すことがあるんです。でもそれがいい意見だったりするので、そこに助けられたライブでもあります」と奇天烈さを絶賛。

猪狩は「(佐々木)大光は、膝をけがしちゃって一時期松葉杖を使っていたんです。右膝が痛いのに、左手で松葉杖を持って歩いて、それで『膝が痛い』って言っていて…そりゃ痛いでしょ(笑)」とつっこみ、佐々木は「松葉杖を使ったことが今までなかったから」と弁解。

岩崎は「旅行したいと話していたのですが、嶺亜が期限切れちゃって持っていなくて。そしたら『みんな一緒に俺とパスポート取りに行かない?』って(笑)。待ってる間、何すればいいの?」と中村に疑問をぶつける。中村は「寂しいじゃないですか、待ち時間とかあるから。でも、やっとこの間作りに行って、受け取りがまだ残っているので誰かと一緒に行こうかな!」とニッコリ。

猪狩の奇天烈な行動について佐々木は「楽屋にいる時に、ぺちぺちぺちって音が聞こえてくるんです。瑞稀くんから風のうわさで聞いたんですけど」と言及し、井上は「おしりに化粧品を塗りたくっているんですよ。それが本番の大体1時間くらい前で、時報みたいな感じ(笑)」と暴露した。猪狩は「シャワーを浴びたら全身に化粧水を塗るんです」と説明。中村は「おしりに化粧水を塗った方がいいって僕は言っていないです。彼の独学の美容法です!」と念を押した。


■「次は俺たちの時代」ファンの前でも熱い思いを語る

ライブ本編では、取材会でも話題に出た岩崎のソロ歌唱とメンバーのシルエットからスタート。「奇天烈」の文字が巨大オブジェとしてステージの上方に飾られ、その中の一つ「天」のオブジェにメンバーが乗って登場すると大きな歓声が上がった。メンバー紹介ソングの新曲「KITERETSU FIRE」で会場を盛り上げ、井上が「2026年に活動を終了される嵐さんの楽曲を、KEY TO LITなりに精一杯リスペクトを込めてカバーさせていただきたいと思います」と語り、5人は“嵐メドレー”を披露。和をテーマにしたブロックでは、SMAPの楽曲「Battery」に合わせて電飾衣装で色や映像を映し出し観客を楽しませた。

ライブ終盤のあいさつでも、取材会同様に熱い思いを語ったKEY TO LIT。猪狩は「次は俺たちの時代が来ます。俺たちの世代が新しい時代や日本のエンタメを作っていかなきゃいけない。その競争に参加するし、競争に負けるつもりもないし、間違いなくその時代の先頭を走っているのは、俺たちKEY TO LITです」と宣言。中村はMC内で念願だった個展の開催を発表し、その喜びを語るとともに「僕はアイドルという職業を16年間やっていますけど、本当に一日も嫌だなとか、辛いなとか思ったことがなくて。それはすてきな皆さんと出会えたおかげなんだろうなって思っています」とほほ笑む。さらに「今だけでなくずっと(中村のメンバーカラーである)ピンクのペンライトをつけてくれていた皆さま。これからKEY TO LITはどんどん活動していって、国民的超スター、文字の通り天下取りにいきますけど、0.1秒も俺から目を離さないでください」と自身のファンに向けて呼び掛けた。

佐々木は「バラエティーでもっともっと活躍できるような男になって、ポップとユーモアに溢れる佐々木大光になっていきたいと思います」とファンを笑顔にするための目標を掲げた。井上は「まだ(KEY TO LITは)半年しか活動していないですが、僕はすごく彼らのことが好きだし尊敬していて、KEY TO LITでよかったなって本当に思っています」と思いを口にした。最後に岩崎は「結成して間もないですが、初めてのツアーがこんなに大きいアリーナでうれしいです。うれしいですが、俺たちKEY TO LITにはまだまだ足りないんじゃないかなと思っています。もっともっと大きい会場でやりたいですし、もっともっといろんな地方や都市に行って数多くの人に、KEY TO LITのパワーを届けたいと思っています。その先で俺たちKEY TO LITは国立競技場に立ちます。これはお約束します。すごい大きいことを言わせていただいていますけど、これは夢じゃなくて絶対に実現できる目標だと思っています」と宣言し、「これからの時代を俺たちで作っていくんだっていう気持ちで、全力で前進していきたいなと思います」と力強く語った。

※岩崎大昇の「崎」は「たつさき」が正式表記

◆取材・文=水沢あすみ
KEY TO LIT (左から)佐々木大光、井上瑞稀、岩崎大昇、中村嶺亜、猪狩蒼弥
KEY TO LIT (左から)佐々木大光、井上瑞稀、岩崎大昇、中村嶺亜、猪狩蒼弥 / ※撮影=阿部岳人

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