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【岩本輝雄】ベガルタ優勝、おめでとう! 攻撃も守備もちゃんと“形”が見える。新シーズンに向けて期待が膨らむ戦いぶりだった

【岩本輝雄】ベガルタ優勝、おめでとう! 攻撃も守備もちゃんと“形”が見える。新シーズンに向けて期待が膨らむ戦いぶりだった


[J2・J3百年構想リーグPO第2戦/1-2位決定戦]仙台 1(4PK2)1 富山/6月6日/ユアテックスタジアム仙台

 勝てば優勝が決まる大一番。僕の古巣ベガルタは、富山を相手に1-1で迎えたPK戦を4-2で制して、見事にJ2・J3百年構想リーグで王者になった。

 OBとしては、やっぱり嬉しいね。本当にみんな、おめでとうございます! 富山戦はユアスタで行なわれて、1万6000人以上のファン・サポーターが詰めかけた。スタジアムの雰囲気も良かった。まあ、それは現役時代からよく知っていることだけどね(笑)。

 それにしても、ベガルタはPK戦に強いね! 地域リーグラウンドでPK戦はトータルで5回あって、一回も負けていない。全部勝ってる。

 そして最後もしっかりと勝ち切ってみせた。勝負強いよ。キッカーはもちろん、キーパーの林彰洋が凄かった。

 頼りになる守護神に加えて、3バック中央の菅田真啓、中盤の武田英寿や鎌田大夢、松井蓮之とか、センターラインが強固だったのも1つ、強みだったよね。
 
 チームとしてやるべきことにブレがなく、攻撃も守備もちゃんと“形”が見える。どこから攻めるのか、どこで奪いに行くのか、ラインはどこに設定するのか。試合を重ねるごとに、個々が迷いなくプレーできていて、連係も高まっていく。

 3-1-4-2のシステムもハマっていた。2トップに2シャドーで、前に人数をかけられるから、攻撃に迫力が生まれる。ワイドも状況に応じて後ろに下がって、相手を食いつかせてから裏を狙う、とか。

 チーム全体で相手を見ながら、臨機応変に対応できていた。それがすごくスムーズだし、ゲームプランのバリエーションが増えたんじゃないかな。それを的確にチョイスできる。強い時のレイソルみたいな感じかな。

 ただ、“本番”は2か月後。26-27シーズンで、今のサッカーをどこまで高められるか。でも楽しみだし、期待を膨らませてくれる戦いを、この百年構想リーグで見せてくれたと思う。新シーズンが今から待ち遠しいよ。ただ、その前に僕はちょっとワールドカップに行ってきます(笑)。

【著者プロフィール】
岩本輝雄(いわもと・てるお)/1972年5月2日、54歳。神奈川県横浜市出身。現役時代はフジタ/平塚、京都、川崎、V川崎、仙台、名古屋でプレー。仙台時代に決めた“40メートルFK弾”は今も語り草に。元日本代表10番。引退後は解説者や指導者として活躍。「フットボールトラベラー」の肩書で、欧州CLから地元の高校サッカーまで、ジャンル・カテゴリーを問わずフットボールを研究する日々を過ごす。23年に『左利きの会』を発足。神奈川県3部リーグの「FIVESTAR」で監督兼プレーヤーを務める。

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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