
なでしこ新体制初陣は5-0大勝、会場沸くも観客は8755人止まり…同日にJプレーオフ開催。宮本会長が語った手応えと課題
狩野倫久新監督が率いるなでしこジャパンは6月6日、国際親善試合で南アフリカ女子代表とYANMAR HANASAKA STADIUM(大阪)で対戦。開始24秒で先制したのを皮切りに得点を重ね、5-0で大勝した。清家貴子と藤野あおばの2発に加え、谷川萌々子のミドルシュートでのスーパーゴールが飛び出した。
会場のハナサカでは数々のフォトスポット設置や、大人気の万博キャラクター『ミャクミャク』の来場など、複数のイベントを実施。至る所でサポーターの笑顔が弾けた。
現地で視察した日本サッカー協会の宮本恒靖会長は、一定の手応えを感じたようで、試合後に次のような見解を示した。
「スタジアムの周りも含めて、期待感があるような雰囲気が見て取れた。実際、試合が始まってすぐに点が入ったりして、見に来たファンのピッチ上の期待にも応えることができた」
小さな子どもや、なでしこジャパンを目指す少女の姿が多く見られた。
「やっぱそういう人たちにぜひ見に来てもらいたい試合。そういう人たちにインスピレーションを与えられるようなプレーやマインド、姿勢は、なでしことしては大事にしていきたい部分。来年のワールドカップに繋げたい」
男女一体での取り組みとしては、先日の森保ジャパンの壮行試合時に、なでしこジャパンの選手たちが直接エールを送った。
「例えば、男子の試合の壮行試合のセレモニーに女子の代表が出て行ってとか、逆もやるとかっていう、そういうところで『みんなで』ってところが少しずつ浸透しているなと思う。今日に関しても、当日券が売れたりとかっていうところ。もっともっと発信していったりする必要はあるけど、徐々に徐々に良くなっている」
あくまで通過点。実際問題、南アフリカ戦での来場者数は会場のキャパが約2万5000人に対し、8755人に留まった。ゴール裏は特に空席が目立った。
この状況に関して宮本会長は、昨年4月の日曜日に同じ会場で行なわれ、8381人だったコロンビア戦(1-1)を引き合いに出し、こう語った。
「やっぱり1万とか、そういうところをターゲットとしているので...去年のコロンビア戦よりは良かった。でも、『もっともっと』と思ってる」
この日は各地でJリーグ百年構想リーグのプレーオフが開催された。日本サッカー全体で盛り上げていくために、49歳のトップは最後に「スケジュールは色々なところで色々問題はあると思うが、各所が努力して、お客さんが集まってってところは見えてきてはいるので、それは継続していきたい」と決意を示した。
取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
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