
「すべてにおいてレベルが高い」広島GKが明かした、日々刺激を受ける“W杯戦士”の凄み「ライバルであるのは当然ですけど…」
サンフレッチェ広島は6月6日、J1百年構想リーグ・プレーオフラウンド第2戦(7-8位決定戦)で川崎フロンターレと敵地で対戦し、1-0で勝利。2戦合計3-1で上回り、7位で特別大会を終えた。
この試合で勝利に大きく貢献したのがGK大内一生だ。川崎の攻撃陣を相手に好セーブを連発。最後までゴールを許さず、クリーンシート達成の立役者となった。
今季、松本山雅FCから完全移籍で加入した25歳は、ここまで思うように出場機会に恵まれなかった。絶対的守護神として君臨する大迫敬介がいたからだ。
それでも腐ることなく準備を続けてきた。
「悔しい気持ちは当然ありましたけど、常にいつ来てもいいように準備していました」(大内)
大迫が日本代表として北中米ワールドカップに向けた活動に参加したことも影響し、直近3試合連続で先発のチャンスを得た。そのなかで「自分が出てもチームに勝ちをもたらせるようにというプレッシャーはあった」と振り返りながらも、「うまくコントロールしながらプレーできた」と手応えを口にした。
そんな大内にとって、大迫は日常的に刺激を受ける存在でもある。
加入後から同じポジションを争ってきたライバルについて訊くと、「すべてにおいてレベルが高い」と即答した。
「苦手な部分がないですし、どんなシチュエーションでも変わらないメンタリティで立ち振る舞える。そういうことができるのは、自分に自信があるからだと思います」
プレー面だけではない。日本代表GKの堂々とした振る舞いにも学ぶ部分は多いという。もっとも、その関係は単なるライバルではない。
「ライバルであるのは当然ですけど、食らいついていこうという気持ちのほうが強い」
練習中には互いに意見を交わすこともあり、「敬介くんが聞いてくれる時もあるし、僕が聞きに行くこともある」と明かす。大迫だけでなく田中雄大らを含めたGK陣全体で高め合える環境があるという。
今季の自身については、「多少は自分の価値を証明できた部分もあったと思う」と評価。その一方で満足はしていない。
「来シーズンはさらにパフォーマンスを向上させて、出場機会を増やしていきたい」
日本代表GKという高い壁がいるからこそ、自身も成長できる。大きな存在と刺激し合い、大内はさらなる飛躍を期す。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
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