本当の家計の話
このまま黙って受け流すこともできました。けれど、夫が口を開かないなら、私が話すしかありません。私はお茶を一口含んでから、義母にまっすぐ向き直りました。「お義母さん、今うちの家計を多く支えているのは、私の方なんです。」夫が仕事を変えてから収入が減り、しばらくは私の給料で暮らしを支えてきたこと。それでも夫を責めず、二人で決めたことだと話しました。義母は何も言えず、義父はお茶をすするのをやめました。夫はうつむいたままでした。
そして...
食事のあと、夫は私に「さっきはごめん」と短く謝りました。けれど私が引っかかっているのは、義母の言葉そのものよりも、夫がずっと黙っていたことの方でした。守ってほしかったわけではありません。ただ、本当のことを家族に伝えておいてほしかっただけなのです。義母とのこれからも、簡単ではないでしょう。それでも、言うべきことを自分の言葉で伝えられた今回は、私にとって小さな前進でした。これからは、夫とももう少し正直に話していこうと思います。
(30代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
