
「『いい経験だった』で終わらせるつもりはない」浦和の田中達也暫定監督が12位に本音…退任前にメッセージ「本当に悔しさを感じています」
浦和レッズの田中達也監督が、シーズン終了に際してファン・サポーターへ率直な思いを伝えた。クラブは6月9日、公式Xで田中監督のメッセージを公開。約1か月半にわたって指揮を執った暫定監督が、悔しさとクラブへの思いを吐露している。
田中監督は4月28日、退任したマチェイ・スコルジャ前監督の後任としてトップチームの指揮官に就任。それまでU-21チーム監督兼トップチームアシスタントコーチを務めていた指揮官は、J1百年構想リーグ終了までの暫定監督としてチームを率いた。
就任直後から4連勝を飾るなど変化をもたらすも、結局浦和は今季の地域リーグラウンドEASTで6位に終わり、プレーオフラウンド(11-12位決定戦)でも2戦合計1-3で敗戦。最終順位は12位となり、タイトル争いには絡めなかった。
そうした結果を受け、田中監督は「今シーズンもクラブへの温かいご支援、ご声援を本当にありがとうございました。シーズン途中にマチェイ・スコルジャ前監督から監督職を引き継ぎ、戦ったこのJ1百年構想リーグの8試合を、単なる『いい経験だった』の一言で終わらせるつもりはありません」と強調した。
続けて、「8試合、私は本気でチームと向き合い、全ての試合に勝つ覚悟で臨んできました。そして選手・スタッフたちにも同じ覚悟を求め続けてきました」と振り返りながらも、「だからこそ、思い描いた結果を手にすることができなかったことに対して、本当に悔しさを感じていますし、私が監督を務めたこの期間を美化するつもりもありません」と率直な胸中を明かした。
また、「これから浦和レッズが再びタイトルを勝ち獲るチームになるためには、これまでの結果や戦いぶりに目を背けることなく、真摯に向き合い、課題を受け止めることこそが第一歩だと考えています」と指摘。クラブ、選手、そしてファン・サポーターが同じ方向を向いて戦うことの重要性を訴えた。
「そして、その歩みを進めるためには、選手だけでなく、クラブ、そしてファン・サポーターのみなさまが同じ方向を向き、それぞれの立場で力を尽くしながら、一つのチームとしてともに戦い続けることが何より大切だと感じています。
私自身、みなさまからいただく声援やサポートが決して当たり前のものではないことを理解しています」
そのうえで、「タイトルを勝ち獲るためには、ファン・サポーターのみなさまの力が必要不可欠であるということを改めて実感しました」と感謝を伝えた。
「だからこそ、ファン・サポーターのみなさまには、チームが苦しい状況にあるときでも、ともに戦い続けていただきたいと思いますし、選手・スタッフはそれに応えられるよう、プロとしての姿勢を忘れず取り組み続けなければいけないと思います」
J1百年構想リーグ終了をもってトップチームを離れる田中監督は、来季から再びU-21チームを率いる予定だという。
「J1百年構想リーグをもってトップチームを離れることとなりますが、来シーズンはU-21チームの監督として、有望な若手選手を育てながらクラブのさらなる発展に貢献できるよう、自分の持てる全てを注いでいきたいと思っています」と決意を示し、最後は「ファン・サポーターのみなさまには、今後も引き続きクラブへの熱いサポートをいただければ幸いです。今シーズン、本当にありがとうございました」と締めくくった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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