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平畠啓史チョイス“至極の11人”|ガンバ南野はどんなFWになるのか楽しみ。MVPは武藤にアシストした“15番”【J1百年構想リーグベストイレブン】

平畠啓史チョイス“至極の11人”|ガンバ南野はどんなFWになるのか楽しみ。MVPは武藤にアシストした“15番”【J1百年構想リーグベストイレブン】


 芸能界屈指のサッカー通で、J1からJ3まで幅広く試合を観戦。Jリーグウォッチャーとしておなじみの平畠啓史氏に、独自の視点でJ1百年構想リーグのベストイレブンを選んでもらった。栄えある11人はどんな顔ぶれになったか。

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 シーズン移行に伴い開催された特別大会、百年構想リーグが終了。J1では神戸が見事優勝! ACLの激闘もあるなかで、地域リーグラウンドでもしっかりと勝点を重ね、プレーオフラウンドでは鹿島との戦いを制したことは賞賛に値する戦いぶりだった。神戸に関わるすべての皆様、優勝おめでとうございます。

 Jリーグでは、地域リーグラウンドのベストイレブンが発表されていたが、ここではそのベストイレブンには選出されなかったものの、百年構想リーグを大いに盛り上げた選手をベストイレブン形式でピックアップ。公式でもなんでもないので、数字や順位にはとらわれ過ぎず選んでいきます。

 GKは町田の谷晃生。全試合に出場し、素晴らしいパフォーマンスを披露した。特別大会では引き分けの際、PK戦が実施されたが、そこでも谷の存在感は抜群。この大会のベストイレブンのGKには選んでおきたい選手である。

 出場試合数は少ないものの、神戸の権田修一のプレーオフラウンドでのプレーはインパクト十分。鬼気迫るファインセーブの数々は感動的でもあった。
 
 最終ラインの中央には、町田の岡村大八。対人の強さはもちろんのこと、状況に応じたカバーリングも見事。スリーバックの中央での堂々のプレーぶりはもっと評価されてもおかしくない。

 右には神戸の酒井高徳。高いプレー強度を維持し、常に戦い続けた。ボランチでのプレーも見事で、神戸の優勝に大きく貢献した。左には広島の新井直人。ミドル、ロングレンジのキックの正確性が素晴らしく、その展開力が広島の攻撃を加速させた。ミドルシュートも強烈で、多彩な広島の攻撃の中でも重要な役割を果たしていた。

 中盤には、京都のジョアン・ペドロ。すべてのプレーに迫力がある。相手に寄せ、ボールを奪う勢い。ドリブルで持ち運ぶ推進力。そして強烈なシュート。フィジカル的なところに目が行きがちだが、足もとの技術もある存在感抜群のMFだ。

 C大阪の石渡ネルソンは見ていて楽しいし、頼もしい大型ボランチ。リーチの長さと独特のリズムが生み出す石渡のプレーは中毒性がある。見た目には足もとからボールが離れているように見えても、それは石渡のプレーの範囲内。ボールを奪えるし、奪われない。11節・京都戦での本間至恩に出したスルーパスに至る一連のプレーには、石渡の魅力が凝縮されていた。

 そして、3人目はFC東京の常盤亨太。ミスが少なく常に動いて顔を出す、実に素晴らしいMF。多くのプレーに関わり、良いリズムを生み出していた。休むことなく90分間、常に働き続けた常盤の果たす役割は、FC東京にとって大きなものだった。

 右サイドには、C大阪の柴山昌也。攻撃のあらゆる場面に顔を出し、セレッソの攻撃に彩りを加えた。スペースがないエリアでも、ドリブルで運べる技術。タイミングの良いパス。左足のキックの精度。すべてが素晴らしく、アシストランキング1位タイの7アシスト。セレッソの攻撃を牽引していた。

 左には広島の中村草太。シーズン終盤に4試合連続ゴール。プレーオフラウンドの川崎戦、2戦連発で左のペナルティエリア内でのシュートは見事。キレの良さと最終局面で決め切る落ち着き。速いだけでなく、分かっていても止められないキレの良さが中村にはある。
 
 FWは横浜FMの谷村海那。得点ランキング1位タイの10ゴール。出し手がパスを出したくなる動き出しと決め切る決定力。ゴールだけでなく、前線からの守備でも奔走。ゴール数以上の貢献度があるフォワードである。

 もう一人はG大阪の南野遥海。ゴールへの渇望が身体全体から滲み出ている、まさにフォワード。初瀬亮との相性も良く、クロスへの入り方も素晴らしい。左足から放たれるシュートも威力十分。まだ完成し切っていない、ポテンシャルの底が見えていない感じがして、今後どんなフォワードになっていくのか楽しみな選手である。
 
 MVPは、プレーオフラウンド第1戦、神戸対鹿島の50分、大迫勇也のボレーシュートをアシストした武藤嘉紀のスローインをアシストした「15」のビブスを着たボールパーソン。素晴らしい動きだった。

 少しでも遅くなっていたら、鹿島の守備はきっと整ったはずで、あのスローインからのゴールは生まれなかった可能性が高い。試合展開も変わった可能性もある。だからこそ、勝負を決めたと言っても過言ではないボールパーソンのパフォーマンスを賞賛したい。

 今後、百年構想リーグのことを思う時、きっと「15」のビブスのボールパーソンのことを思い出すだろう。

取材・文●平畠啓史

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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