6月10日の試合を終えた時点で、セ・パ交流戦の順位表を確認すると、上位を占めるのはパ・リーグ勢。1位からソフトバンク、西武、日本ハム、巨人、ロッテ、オリックス……の順だ。過去20回の開催で、ソフトバンクはダントツ9回の優勝を誇る。
では「パ強セ弱」と言われて久しい交流戦において、パ・リーグ球団の打者に見られる共通点は何か。野球解説者・高木豊氏の答えは明快だった。
「振る」
詳しくみていこう。YouTubeチャンネル「高木豊 Takagi Yutaka」6月10日の動画で高木氏は、ソフトバンクのバッティングを次のように評している。
「ソフトバンクが基準になってるのは王さんだよ。やっぱ王さんが振るもん。背骨がぐにゃんってなるぐらい振れ、みたいな。なんか痛そうだけど(笑)。だけどそのぐらい、ソフトバンクのティーの打ち方って、ハンパなく振るよ」
強振するがゆえの打球の強さ。柳田悠岐の背中が反り返るほどのマン振りなどは、その象徴だ。ソフトバンクがそれを実現できているのは、王貞治球団会長の影響だと、高木氏は熱弁するのだ。
駒田徳広は逆転ホームランを打っても怒られた
そういえば…と目を向けたのは、巨人・駒田徳広前3軍監督のエピソードだ。現役時、逆転ホームランを放ったにもかかわらず、当時の王監督に怒られたのだと、野球解説者・上原浩治氏のYouTubeチャンネル「上原浩治の雑談魂」(6月8日の動画)で明かしている。
いわく、
「逆転ホームランを神宮で左中間に打ったんです。次の日の試合前の練習で『昨日、帰ってビデオ見たんだけど、あの球は右中間にホームランを打てるようにならないと本物じゃない』って」
そんな「世界の王」の厳しい教えがとことん浸透しているがゆえの、ソフトバンクの「結果」なのだった。
(所ひで/ユーチューブライター)

