ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は現地6月10日、ピッツバーグ・パイレーツ戦に「1番・投手兼指名打者」で先発出場。投げては6回2/3(102球)を投げて4失点(自責点3)、被安打6、6奪三振、4与四死球と粘投し、打っては9回に2ランホームランを放ったものの、チームは8対9で逆転負けした。
大谷が試合後に悔やんだのが7回のブランドン・ラウとの対戦だ。四球と安打で無死一、二塁のピンチを招いた大谷は2者連続三振に仕留め2死を奪い、なおも一、二塁でラウを打席に迎えた。初球158キロのストレートは真ん中外角にわずかに外れてボールに。さらに2球目のスライダーはボールとなり、3球目は外角低めゾーンギリギリの158キロストレートもボールとなった。
結果的に3ボールから甘めに入った155キロのストレートを痛打され、ライトへの2点適時二塁打を浴びて降板した。大谷は地元局『Sports Net LA』に対して、この打席を振り返り、「(ABS)チャレンジしようか迷いました。結果的にはやっぱりチャレンジをした方が良かった」とコメント。チャレンジしたい気持ちについて、「(頭付近に手を挙げて)ここらへんまではあったんですけど」と笑みを浮かべつつ、今回の決断を次のように説明した。
「基本的にはキャッチャーが(チャレンジを)やるという方針があるので。相当自信が無い限りはやらないんですけど、シチュエーションがシチュエーションだったのでやっても良かったのかな」
実際に大谷は1、3球目のボール判定に少し手を挙げてABSチャレンジを考える素振りを見せていた。さらに「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られているMLBアナリストのロブ・フリードマン氏はXで「降板時には球審フェリックス・ネオンに敬礼する」と紹介。手を振り、帽子に手を当てて挨拶する大谷の映像を共有した。
ラウを抑えられていれば2失点が無かっただけでなく、規定投球回数にも到達していた大谷。さらに結果論ではあるが、スコア上は勝利していたことにもなり、少なくともパイレーツの追い上げムードは抑えられていたはずだ。
そういった意味でも本人の言葉通り、この打席での“見送り”は「もったいなかった」と言えるかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】大谷がチャレンジしかけた際どいストレート2球&球審に挨拶?
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