【LiLiCoオススメ肉食シネマ 第331回】『マスターズ・オブ・ユニバース』
惑星エターニアの王子として生まれたアダム(ニコラス・ガリツィン)は、幼少期に起きた戦争から身を守るため地球へと送られ、正体を隠して成長する。15年後、伝説の剣「パワーソード」を探し当て、その剣に導かれるように故郷へ戻った彼は、エターニアが宿敵スケルターによって支配されていることを知る。エターニアとその人々を救うため、アダムは戦士「ヒーマン」として悪の軍団との死闘に挑むことを決意する。
戻った故郷で待っていたのは“別人扱い”の現実
夏が近づくと、大作が登場し始めます。日本の暑い夏は、涼しくて快適な映画館で過ごしたいものです。
マーベルやDCなど、アメコミのヒーローものは長年、日本でも愛されてきました。そこにまた、新たなヒーローが日本にやってきた! と興奮していたら、バービーで有名な『マテル社』のヒーロー!?
皆さんは“ヒーマン”って知ってますか? 1980年代に誕生し、アニメやフィギュアで人気が出たそうです。でも、パソコンで打ってみたら“ピーマン”に変換されちゃったりと、まだまだ知られていないのが実情。でもね、作品を見たら楽しかったんです!
惑星エターニアの王子として誕生したアダム。でも、幼い頃に戦争が始まり、彼は知らない土地へと送り出されます。それが地球!
15年が経ち、アダムは途中でなくしてしまった大切な剣「パワーソード」を必死で探すも、周囲から不審者扱い。SNSなど、さまざまな手段によって剣に辿り着きエターニアに戻りますが、誰も、あの頃の可愛らしいアダムだと信じてもらえない。みんなを昔の“変なあだ名”で呼んでも、子供の頃に付けたあだ名だから、ちょっと失礼だったり、笑いのポイントもいっぱい。
ヒーローらしいムキムキの身体、過去への葛藤と自分に勝つために頑張り、敵が現れてダメになりかけても、仲間と力を合わせる展開はワクワクさせます。
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『ロッキー』でおなじみの人気俳優が出演
アダム/ヒーマンを演じるのはニコラス・ガリツィン。あまり名前に聞き覚えがないかもしれないけど、少し前に公開された『ひつじ探偵団』に登場するダサめの記者は同じ俳優で、私も分からなかった!
今回は、カッコ良さがありながら変顔も全力でやるニコラス! 日本でも一気にファンが増えそうだし、ストーリーも分かりやすくて楽しい! 映画は“ソコ”なんです! 日本では知名度が低いキャストが多いけど、それを理由に見ないのはもったいない。
それともう一つ、実は1989年に日本でも公開された“ヒーマン”の映画版があります。その主演が『ロッキー』のドラゴ役でもおなじみのドルフ・ラングレン。なんと、今回登場するので、胸アツです!
とにかく、ニコラス・ガリツィンの名前を覚えてください。ブラッド・ピット系のブロンドハンサムガイの新星誕生って感じ。1人でも、カップルで行っても楽しめる1本です!
「週刊実話」6月18日号より
LiLiCo(リリコ)
映画コメンテーター。ストックホルム出身、スウェーデン人の父と日本人の母を持つ。18歳で来日、1989年から芸能活動をスタート。TBS『王様のブランチ』、CX『ノンストップ』などにレギュラー出演。ほかにもラジオ、トークショー、声優などマルチに活躍中。
