関脇には長年、芸能界を生き抜いてきたベテラン女優たちが選ばれた。高橋由美子(51)の「私もっといろいろやってっから!」は言い訳ではなく痛快な本音だ。マグナム氏は語る。
「あの年であんなにキレイ。“永遠のアイドル”かと思ったら、大人になったなあと‥‥あの発言は味があったよ」
一方、藤吉久美子(64)は「体をほぐしてもらっていたら、そのまま寝てしまった」と不倫相手と報じられたテレビプロデューサーのボディタッチは認めている。
「体をほぐしてもらいたいのは路線バスで旅してる太川陽介のほうでは」(雲水氏)
百歩譲って、その場で行為にいたらなかったとしても、パートナーではない男性宅を訪ね、体をほぐしてもらってるうちに寝てしまう “全幅の信頼関係”を公言するなんて暗に不倫を認めたのと同じではないか。逢瀬の最中の雰囲気まで漂ってくる言い訳だった。
「この騒動の醍醐味は、藤吉が『路線バスの旅』でブレイクした太川の居ぬ間に、タレントなのに “路線バス”に乗って、愛人と報道されたプロデューサーの自宅マンションまで会いに行ったことです。自家用車やタクシーを乗り付けたほうが人目につかないのに」(テレビ局スタッフ)
頑なに否定し続けるスタイルもいいが、言い訳にも妙技があることを永野芽郁(26)に伝えたい。
三役の小結にはお笑いタレントの2人が選ばれた。
まずは不倫疑惑を白でも黒でもグレーでもない「オフホワイト」と表現し、反社組織の闇営業の報酬は「ノーギャラだった」と言い張った宮迫博之(55)を雲水氏が突き放す。
「絶対、ウソやんと思いました。我々芸人の感覚からするとパーティーに行くということは主催者がどんな仕事をしているか、競合他社はどこか、言っていいことと悪いことのキーワードは確認します。主催者のご機嫌を損ねたらいかんわけやから。間違いなく基本情報は入ってる。しかも自分の持ち歌まで披露してギャラがナシなんてありえない」
オフホワイト発言で騒動を乗り切ったはずだが、
「不倫の時は事務所がかばってくれたので、ダメージはほぼありませんでした。その成功体験があるから、闇営業騒動も事務所が助けてくれるはずと考え、ノーギャラを通そうとしましたが、それが完全に裏目。口裏を合わさせられた芸人からは今も宮迫はNGです。もともと、奥さんに内緒の裏金が欲しいから闇営業に手を出したという説もあるぐらいで。この2つの話は微妙につながってるのでは?」(事務所関係者)
オフホワイトどころか、リアルブラック認定で、今でもテレビからはオファーなしのまま。
現在進行形で不倫や二股が思い当たるタレントはXデーに備えて、大喜利の如く面白コメントを想定しているとか。
現妻と婚約中に浮気相手とのラブホ通いがバレたビビる大木(51)は「ラブホでWBCの話をしてた」と言い放った。
「笑わせようとしてるよね。でもWBCが野球じゃなくて、ボクシングだった可能性もあるよ。浮気相手とはヒットアンドアウェー、抜き差しならない関係だって。フィニッシュはタオルを投げたりして」(マグナム氏)
最後に前頭筆頭に選ばれた2人の言い訳は謎かけのようだ。ヘアヌードが流出した石井苗子(71)のコメントは「医療用の写真」だった。マグナム氏は憤る。
「これは出したヤツが悪いよ。八代亜紀さんのヌード付きのCDを売り出してたヤツとか、古くは高部知子のベッドで一服写真、股間を触ってる写真が流出した香里奈、今風に言えば、リベンジポルノってやつ。こういうヤツらは竿師の風上にも置けないね」
小手伸也(51)の言う「下北(沢)的なノリ」とはいったい何なのか。マグナム氏が推察する。
「この場合、下北的と言うのは小劇団のことだよね。小劇団はファン交流の一環で独身だとウソついて貪欲にヤッちゃうってことなの? そりゃ炎上するよ。小劇団の人たちに失礼だろうって」
クセ者揃いの有名人、腑に落ちない言い訳ほど面白いのだ。

