前橋市長が男性職員と“密会”していたのは「人目を気にせず話ができる」あの場所だった。あくまで「打ち合わせ」をしていたというが、世間のバッシングは止まらない。振り返れば、不倫疑惑が取りざたされた有名人たちも、身の潔白を証明すべく詭弁を弄してきたが、市長を超える珍言・迷言はあっただろうか。苦しい言い訳の横綱を決定する。
東西両横綱には自分の非を絶対に認めない肉食系女傑2人が選ばれた。まずは目下炎上中の小川晶前橋市長(42)を俎上に上げるのは道頓堀プロレスのリングアナ・マグナム北斗氏だ。
「東京と違って前橋は小さな町だから人が何してるか全部筒抜けよ。それにしてもなぜラブホなの? しかも公用車ってバレバレやん。シティホテルを時間借りしてたら『打ち合わせ』の言い訳でも通ったはず。普通のホテルなら、別々に入れるんだから。3時間は休憩なのかサービスタイムなのか。そのセコさで墓穴を掘った」
一躍全国区となった“ラブホ市長”の脇の甘さに落語家の立川雲水氏が畳みかける。
「ラブホは打ち合わせじゃなく“擦り合わせる”ところなんですけどね。ホンマに。大雨の日にも行ってたって、もしかしたらホテルの部屋も“床上浸水”になるぐらいものすごい名器という可能性も出てきます」
この夏、2カ月で計9回のラブホ訪問を記録したという小川市長に雲水氏は発想の転換を提案する。
「関係を認めてしまうと相手の嫁さんから訴えられるというリスクがある。だからこんな言い訳になるんでしょう。でも『すみません、やってました』と認めてしまったほうが、女性票は離れても、男性票は増えるはず。下半身スキャンダルはバレたら、自分から余罪を積極的に白状したほうが長い目で見たら傷は少ないんです」
昨秋、国民民主の玉木雄一郎代表(56)は、ご当地アイドルとの不倫騒動が発覚したものの、事実を認めて被害を最小限にとどめたばかり。
「ラブホで打ち合わせが許されるんなら世のおとうさんたちの浮気もオールクリア。あれで弁護士だって言うんだから驚くばかりだね」(マグナム氏)
「言い訳番付」の横綱審議委員会が東の横綱として推すのは夏の参院選でその玉木氏から公認を見送られた山尾志桜里氏(51)だ。17年の不倫騒動では「ホテルは1人で宿泊した」と強弁したが、相次ぐ元女性弁護士のスキャンダルにマグナム氏はこうぶっちゃける。
「認めたほうが潔くていいんじゃないの? 原田龍二は会見で何でも答えたし、嫁まで出して対応した。浜田雅功はセクシー女優との浮気に『体位の勉強』って言ってたし、アパ不倫の袴田吉彦も『ポイントは貯めておいたほうがいいかな』って。バレたらかっこいいことは言ってられないんだから笑いに変えたほうがいいよ」
不倫騒動に関するゼロ回答が尾を引き、山尾氏は夏の参院選で惨敗した。
芸能デスクが山尾氏の子役時代を述懐する。
「東大卒の才女として知られる山尾氏は、小学校4年生の時にミュージカル『アニー』のオーディションに合格している。アニー出演時にも読書は欠かさなかったのですが、愛読書は『失楽園』でおなじみの渡辺淳一でした」(芸能デスク)
恐るべし小学生。すでに不倫で世の中を騒がす“トゥモロー”は決まっていたのだろうか。

