
現在でも「出世した」と話題にあがる「断頭台のアウラ」。TVアニメ『葬送のフリーレン』場面カットより (C)山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
【画像】「えっ、出世しすぎだろ」「主人公と同格?」 これが『フリーレン』新商品に描きおろされたアウラ様です
ネット時代が生み出した稀有な人気キャラ
2026年1月からTVアニメ第2期が放送開始する『葬送のフリーレン』には多くの人気キャラが登場しますが、そのなかでも異例の人気を誇るキャラといえば、やはり「断頭台のアウラ」でしょう。
アウラは、人間と敵対する魔族のなかでも大幹部にあたる「七崩賢」のひとりです。人間を超える絶大な魔力を持ち、「服従させる魔法(アゼリューゼ)」によって自分より魔力の低い者を配下にすることができます。しかし自信過剰なところがあり、そこから生まれた隙を「フリーレン」につかれて敗北しました。
このアウラですが、アニメ化の際に急激に人気を集めることになります。それはアニメ放送前に行われた第1回人気投票では10位だったのが、アニメ放送終了後に行われた第二回人気投票では、主人公のフリーレンをも抜き去って2位を獲得していることからもわかるでしょう。
アウラはフリーレン一行が最初に出会った強敵という立ち位置で、もともと最初の中ボス的な扱いでした。それゆえ、ある程度の評価はされていたキャラですが、アニメをきっかけで急速に人気を伸ばしたといえるでしょう。
大躍進の要因のひとつはSNSだったかもしれません。強敵と思わせて意外に呆気ない最期を迎えたアウラは、ネット上ではイジりやすいキャラだったのでしょう。そういう意味ではネット時代に適したキャラだと見ることもできます。
こうした人気に推される形で、キャラクターグッズも新旧フリーレンのパーティーメンバーと並んで、何度も製品化されています。さらに公式スピンオフの小説短編集『小説 葬送のフリーレン~前奏~』ではフリーレン、「フェルン」「シュタルク」「ラヴィーネ&カンネ」と並んでアウラが外伝主人公のひとりとなりました。
アウラの人気は、現在ではすっかり定着したといえるでしょう。すでに作中で死亡したキャラであるため、今後の活躍の機会はないものと見られますが、アニメでは圧倒的な人気に支えられてアウラが登場する可能性はゼロではありません。本作ならではの「再登場」が予想できるからです。

2026年1月16日(金)から放送予定の、アニメ『葬送のフリーレン』2期 キービジュアル第2弾 (C)山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
アウラがふたたびアニメに登場できる「可能性」とは?
アウラが再登場する可能性があるといっても、彼女が生き返るというわけではありません。『葬送のフリーレン』における死は非常に重いもので、キャラクターが安易に生き返るといった展開はないでしょう。またファンタジーRPGにありがちな「死者蘇生」の魔法などもないと考えられます。
しかし本作は現在の時間軸とは別に、たびたび過去の「ヒンメル」と旅していたころのフリーレンが描かれています。こうした勇者ヒンメルとの旅を回想する部分などで、過去のアウラが描かれる可能性があります。
実際に、過去の時代のアウラはセリフこそありませんが、まだアニメ化されていない原作マンガのカットでは何回か登場していました。つまり、今後アニメで登場する可能性はゼロではないというわけです。
この部分を深読みしていくと、現在の人気に支えられる形で、アウラは原作マンガで描かれなかった活躍をアニメで見せるかもしれません。ひょっとしたらセリフも追加され、担当声優である竹達彩奈さんの声がふたたび聴ける可能性も考えられるのです。
『葬送のフリーレン』のアニメ化によって人気を急上昇させたアウラは、ある意味で本作のアニメ人気のバロメーターなのかもしれません。アウラは早々に退場したことでファンに強烈な印象を与えた、稀有なキャラといえるでしょう。
