・ハーゲンダッツ バニラ(110ml / 247円)
お次は「自分へのご褒美」の代名詞、みんな大好きハーゲンダッツ。
うわ~~~濃いな~~~。
なんか、もう、濃厚。レディーボーデンは甘すぎないぶん一口めが大人しかったのに対し、ハーゲンは舌に触れた瞬間からガッツリ甘いバニラ味である。かといって人工的な香料っぽくもなく、ただひたすら濃厚。
あと、なんか複雑な味がする。本当に微かなのだが、ほかのアイスでは感じなかった大人な香りというか、風味というか。原材料はシンプルだったが、バニラの質とかなのだろうか。とにかく美味しいです。
・サーティワン バニラ(キッズサイズ340円)
さて――真打。サーティワンのバニラである。
値段でいうとどう頑張っても飛び抜けてしまうわけだが、少しでも条件を揃えるべく最安値「キッズサイズ」のシングル(340円)を購入。
ひとまず重さを量ってみよう。体感的にはハーゲン(110ml)と同じくらいかな……
約80g。
すっっっっっくな
しかもカップ含んだ重量でコレだから、誤差程度とはいえ実際は80g「未満」ってことになる。それでいて天下のハーゲンよりさらに100円くらい高いってんだから、これは相当美味しくないと困るぞ。ではいざ一口。
あ、
これはね、全然違う。
単なる美味しい美味しくないの話ではない。方向性として全く別物である。
まず、味はやはりリッチなアイスクリーム系で、ハーゲンダッツとかレディーボーデンとかに近い。
が、ちょっと独特な風味がある。こっちはミルキーで甘めの香りだ。レディーボーデンをシンプルバニラとして中心に置いたとき、ハーゲンダッツは薫り高い大人な風味、サーティワンはポップで親しみやすい風味に振れた感じ。
しかし特筆すべきはそこではない、食感である。
実はスプーンを入れた感触からすでに違ったのだが、密度が高い。「ネッチリ」とでもいうべき質感で、舌の上ですんなり溶けていかずに粘度のある塊がしばらく残り、結果としてメチャクチャ濃厚に感じられる。
この食感は他のどのカップアイスにもないものだ。そういえば購入時に店員さんがスプーンで一口味見させてくれた期間限定のフレーバーもネッチリしていたので、この食感こそがサーティワンの特徴なのかもしれない。
・結論 : みんな違ってみんないい
いや、でも、これは難しい。確かにサーティワンは唯一無二であり、その意味で値段相応の価値はあると思うが、ほかの市販アイスも思った以上に個性豊かなのだ。
単純に価格と満足度が比例するというより、それぞれ全く違うフィールドで100%を目指している感がある。ゆえに「バニラアイスが食べたい」となったら市販の商品で充分満足できる、という いささか逆転した結論になってしまった。サーティワンのレベルが低いわけではなく、他の商品のレベルが高かった。
しかし100円そこそこの市販アイスがここまで美味しいことを知れたのは大きな収穫である。個人的には質、量、価格のバランスから特にMOWが良かった。今後もしばしばお世話になることだろう。サーティワンでは今後もコットンキャンディだと思います。
執筆:砂付近
Photo:Rocketnews24.
