
2019年にインターネット掲示板サイト「4chan」に投稿された都市伝説をもとに、2022年に当時16歳だったケイン・パーソンズがYouTubeに投稿したショートフィルム『The Backrooms(Found Footage)』。再生回数8361万回を突破(2026年6月6日現在)、その後も20本以上のシリーズ動画が公開され、いずれも大きな反響を集めてきたこの動画シリーズを、パーソンズが自ら監督を務めて長編映画化したのが『Backrooms』だ。
これまで数々の気鋭監督たちを輩出してきたA24と、ピーター・チャーニン率いるチャーニン・エンタテインメント主導のもと、ジェームズ・ワンやオズグッド・パーキンス、ショーン・レヴィといった錚々たる顔ぶれがプロデューサーとして参画。アカデミー賞ノミネート経験のあるキウェテル・イジョフォーとレナーテ・レインスヴェが共演し、冒頭でも触れた通り想像を上回る大成功を収めている。

そんな本作の北米公開直前に行われた「Variety」のインタビューのなかでパーソンズは、今後の「Backrooms」の計画について訊かれ、「YouTubeを離れるつもりはありません。ひとつの形式に限定するつもりはありませんが、今回の映画を取り巻くエネルギーとポジティブな雰囲気を活かし、良い流れに乗っているという気持ちを作品を通じて表現していきたい」と、今後もYouTube上での「Backrooms」シリーズの継続に意欲を見せる。
さらにその上で、「現在具体的なプロジェクトに取り組んでおり、近いうちに発表できる日が来るのを心待ちにしています」と、すでにA24と『Backrooms』の続編に関する契約を交わしていることも明らかに。現時点ではまだ製作のゴーサインは出されてはいないものの、「Deadline」の報道によると、すでに脚本家探しが進められているのだとか。

現在20歳のパーソンズは、今後「Backrooms」の世界をどのように拡張し、どのようなクリエイターへと成長していくのか。続報に注目しながら、まずは『Backrooms』の日本上陸を楽しみに待とう。
文/久保田 和馬
